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助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

登録日時: Jun 2009

ブランド人になれ – フリーエージェントな世の中でサバイバル

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))パーソナルブランディングという事を本ブログでも何度か書いている。
今回は「エクセレント・カンパニー」という本で一躍有名になったトム・ピータースが書いた「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! 」という本について書いてみる。一般的にパーソナルブランディングというと、経営者・起業家もしくはフリーランスなどを対象にするが、こちらはホワイトカラーが対象読者。

「ブランド人になれ!」では、ホワイトカラーの立場においても、同じ会社に勤め続けるスタイルは崩壊し、会社に依存する生き方は無効になった。ある意味これからは普通の会社員・ビジネスマンと言えどもフリーランス、フリーエージェント的に動く必要がある…そしてそのためには自分を確固たるブランドに仕立て上げなければサバイバルできないと説く。
これまでは無名ですごせたが、これからはそうはいかないという事だ。会社勤めをしているとしても、例えば自分は株式会社フジキであり、そのCEO フジキである…という意識を持ち、自分をどう付加価値の高い商品にできるか?そして名前をブランド化できるか?という事に力を注ぐ時代だという。

自分のブランドを作り出す具体的な方法として、人のネットワーク形成、ネットなどによるアピールから、少し前に本ブログでも取り上げたような「変わった肩書」、などの方法はもとより、一番大切な自分の強み、競争力、差別化ポイントといったものをきちんと明確化し、それを積極的にアピールするという事をしていかなくてはいけない。

このようにプロ/フリーエージェント化したホワイトカラー達の働き方は、相当にプロジェクト指向を強め、まるでGoogleでの各プロジェクト運営のような、もしくはハリウッドの映画制作のように各プロフェッショナルがプロジェクト毎に離合集散を繰り返すというイメージだろうか。
そしてそうした環境で仕事を得て、また活躍するためには、より自分を売り込むための能力が重要視されることになる。そのためには、既に広く認知されている状態にならないと、つまり“その他大勢”ではなく、その筋(どんな小さな市場でも)では有名…つまりブランド人であるという立場にならないと生き残れないという事だ。

同書筆者はアメリカ人で、米国の状況がベースにあるため、「日本ではそこまでは…」という部分も少なからずあるし、ホワイトカラーのフリーエージェント化も日本ではそこまで進んではいない(外資は除く)。とは言え、終身雇用など今までの雇用慣行が日本でも崩壊しており、今後は周回遅れ的に米国式の弱肉強食…というか日本の社会も適者生存な環境になっていくのは容易に想像できるのではないか?
実際に国内のビジネス本セールスなどでも、ここ数年はより個人スキルを上げ、よりプロとして仕事をする勉強本のニーズが高まっているという話を聞く。

さて、その際に不味いカタチでビジネスマン達がフリーエージェント化を指向すると、前回紹介した「不機嫌な職場」的な個々人がバラバラになり、組織としてのコラボレーションが機能不全になるという事に陥りかねない。
一方で、映画、プロスポーツなどを考えれば、強烈なプロ意識・フリーエージェント意識とチームでの共同作業は両立可能だろう。ただし、今までとは違ったカタチでのチームによる仕事を考えて行かなくてはいけない…モチベーションも意識もいままでとは違う。そういう意味でGoogleは素晴らしい成功例だろうが、すべての人たちがGoogle社員のような天才達ではない。
ブランド人になる人たち、なれない(ならない)人たち、それをどうまとめて1つのチームとして機能させるか? これからのチーム作り仕事はいままでとは違ったレファレンスが必要になってくるのかもしれない。