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助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

登録日時: Apr 2009

Evernote – “クラウド”時代のメモ帳

Evernoteというクラウドを使ってメモを保存するサービスがあり、これを非常に愛用している(有料会員登録済み)。メモ内容は文字情報はもちろん画像や音声も対応。またPDFなどのドキュメントも入れる事が出来る。Webブラウザのほか、専用Mac/Windowsアプリ、さらにはiPhoneアプリも用意されていて、どのクライアントからもメモ作成、また閲覧が可能。

そして作成されたメモはEvernoteに常に保存される…だから“いつでも・どこでも”(出先のPCからWebで、移動中にiPhone、自宅のMacなどから)自分のメモにアクセスできる、いわばユビキタス・メモという代物。そしてこのデジタルメモはある程度内容が蓄積されると“自分専用のデータベースに変貌する”

  1. ユビキタスであり、データは必ず保持される安心感
  2. 様々なクライアントから様々な情報を蓄積できる
  3. ある程度蓄積されると、自分専用のデータベースとして機能する

evernote-app
Mac上で動作するEvernote用アプリ

evernoteweb
[左]FirefoxでEvernote Webアプリを使用 [右]iPhone版Evernoteアプリ

1. ユビキタス データは必ず保持される安心感: 常に何か考えている人種にとっては、“いつでも・どこでも”メモが記録でき、それを“いつでも・どこでも”閲覧できるのは、とても大事。そしてメモを記録したらすぐにEvernoteクラウドに保存される…というのが大事。メモ紛失や消失という憂き目が無い。仮にPCが壊れても、iPhoneを落としても、メモを残しておく事ができる。ネットの“あちら側”にデータを置く“クラウド”の特性。

2. 様々なクライアントから様々な情報を蓄積: また、単なるテキストメモに留まらず、例えば移動中に何か思いついたらiPhoneで自分の声を録音しボイスメモとして保存したり、カメラ撮影機能で画像メモを残す事も可能(サーバー側に英語OCR機能もあり – 残念ながら日本語OCRは無い)。

またWebブラウズ時に気になる情報があればWebクリップをメモに入れておくこともできるし、Macだと全てのアプリから直接PDF出力→自動登録で文書を入れておく事も出来る。もちろんファイルをドラッグ&ドロップで保存しておく事も可能。様々な形式の情報を思いついたらすぐにEvernoteに入れておく事が出来る。

3. 自分専用のデータベースとして機能: こういう形で常に気になった事、気がついた事、様々な資料…といったものをEvernoteに蓄積しておくと、最初はちょっと便利なメモ機能程度で使っていたのに、いつの間にか自分専用のデータベースになっていく。

自分でも忘れていたような事でも、Evernoteで検索して“あ、コレコレ”という事になったりもする。PDF内の文字なども検索するので、実に様々なモノが検索にヒットする(日本語検索もOK)。また昨日紹介したGoogle Desktopで何か検索する時にEvernoteの内容もちゃんと検索してくれるため、検索の一元化もできる(要Evernoteアプリ+同期)。

このように、メモサービスのEvernoteは使い込んでいくと「自分データベース」に変貌して行く可能性を秘めた非常に面白いサービスで、クラウドの特性をわかりやすい形で利用している。まだまだ使い勝手や処理内容など未熟なところは多いが、普段から使っていて楽しいし、インスピレーションも与えてくれるモノだと思っている。

またEvernoteに限らず、こうしたクラウドサービスは大企業や中堅企業でも、様々な懸念点もあって、すぐ活用するのはなかなか難しいだろう[参照:「グーグル恐怖症」を克服できるか|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道]。だからこそ、極めて小規模な企業や私のような個人の立場が積極的に採用する事でコスト的にも技術的にも大きなメリット、アドバンテージを簡単にもらえる、もしくは能力的に対等になれる可能性が大いにある…使わない手はない。この手の話はちょっと前に話題になったフラット化する世界を想起する。そうしたモノがもう自分の手許に、デスクトップに来て、当たり前になりつつあるのを実感する。