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助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

登録日時: Apr 2009

WordCamp Tokyo 2009報告

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講演するMatthew Mullenwegさん
CNNもLOL CatsもWordPressで動いている。

昨日書いた通り、本日は朝から葛西区民会館で行われたWordPress関連のイベント「WordCamp Tokyo 2009」に行ってきた。一番の目当てはWordPressを作ったMatthew Mullenwegさん(以下Matt)の講演…なんと2009年1月で25歳(若い!)。

彼の講演ではWordPressの次バージョン2.8に関してといったトピックに加えて、社内やグループ間などインターナル用Twitterという感じのP2、WordPress MUをSNSに変えるBuddyPressといった内容が披露された。

個人的に楽しませてもらったのは、講演後のQ&Aの方かもしれない。Mattは元々コンピュータ・サイエンスではなく政治学を大学で先攻し、Jazzなどの音楽が好きでそのサイト構築がWeb作りに手を染めるきっかけだったという。
WordPressはGPLオープンソースで、コミュニティによる開発・向上を指向しており、そのベースになっているのは政治学なんだろうと語っていた。また、WordPressの各バージョン・コードネームはジャズミュージシャン名であり、それは各バージョンの特色に合うミュージシャンを選んでいるという(例えば大きな変革となったver. 2.7は、ジャズに革新を起こしたコルトレーン…という具合に)。

そして、WordPressはテクノロジーだけで語るべきものでは無いともコメント。テキストを扱うシステムは斬新的技術では無く、ユーザビリティやデザインなどに焦点を置いた開発が行われているという。この点に関してMattがWordPressを開発してからコミュニティ間でUIが揉まれ、あっと言う間に非常に洗練された形に変わった点を講演内でも言及していた。また、WordPressという名前はMattが古い出版のような名前をつけたかった…という意図から友人が提案したものを(周囲から不評にも関わらず!)採用したという話も。これもテクノロジー指向ではないWordPressの方向性がにじみ出る逸話だ。(DTPの祖Aldus社製PageMakerの社名/製品名を思い起こさせる)

さらに、Mattは折に触れオープンソースであること、コミュニティによる開発/サポートについて触れる。WordPressが短期間に(Movable Typeと並ぶ非常に)メジャーなプラットフォームに成長していること、様々なプラグインの充実により多くの機能/カスタマイズ実現が可能なことなど、コミュニティのパワーを見せつけられる。まさに格好のクラウドソーシングのサンプルと言えるだろう。

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ひろまささんによるプラグイン開発実演(左)
池田百合子さんによる携帯対応プラグインKeitai Style(右)

今回のWordCamp Tokyo 2009ではもちろんMattの他にも、日本語化用プラグインWP Multibyte Patch開発背景や、WordPressを日本のドメスティックな携帯に対応させるプラグインKtai Styleの紹介、さらにはプラグイン開発やショートコード使用方法、テーマ作成に関する事など様々な分野の方々によるプレゼンテーションが行われ、WordPressコミュニティの活気を感じてきた次第。

WordCamp Tokyo 2009は会場も区民会館ホール、会費も実費1,000円のみで、多くのボランティア・スタッフにより運営されていた。変に商業主義的な雰囲気ではなく、いかにもオープンソースな良い意味での手作り感に溢れていたのが印象的。
WordPressを使ってわずか1ヶ月の私としてはあまり深い内容のコメントは出来ない。会場に行く前に、Mattをはじめ参加者は若いのが多いんだろうな…と思ってはいたが、それでもそういう若い精気を吸って、こっちも元気になってやるという妖怪のような気概でWordCampに行ってきた。まだまだ自分のWordPressの勉強は超絶に足りないが、ともかくエネルギーを吸収するという当初の目的だけは達成できたように思う。