助走期間ブログ
現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。
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登録日時: Apr 25 2009

ようやく、「読書について」の一連のエントリも今回で〆。最初に思いつきで下書きを書き始めたら、次第に膨大になったので分割・掲載することにした。前回の様々な読書法の紹介したエントリに引き続き、今回は読書のアウトプットについて。
どれだけ本を読み漁ったとしても、結局自分の頭の中に“何か”を残す必要があり、可能ならば、それを知識だけに留めないで“実行に移す”こと、“現実に行う事”がやはり大事になってくる。そんな読書のアウトプットに関して以下の内容で触れる。
いろいろと読書をして「あぁ、面白かった」とか、「ためになったなぁ…」と思っていると、いつの間にかその内容が次第に頭の中から薄れてしまう。これを防ぐために、読んだ書籍の内容の中で、自分が役立つ、もしくは必要だと思った事を何らかのカタチで書き留めておくという方法を多くの“読書術”で推奨している(時間を余分に使うので、敢えてそうしたまとめは不必要…という読書法著者もいる)。以下にいくつか言われている各種方法を簡単に書き出してみる。
上記のように、いろいろな方法が提案されているが、要はいずれも読んだ書籍の情報…それもコアの部分をコンパクトな形に自分のためにまとめておくということ。「レバレッジ・リーディング」では、読後に本の内容をA42ページくらいにまとめて(それをレバレッジ・メモと呼ぶ)、それを携帯し、本自身は邪魔になるからどんどん処分してしまう…という、ちょっと過激な手法が提案されている。またそうでなくとも、その書籍の情報・概要をまとめてを“読書カード”に書き出して行くような行為は多くの方が行っている。人によっては、まとめる際に単に文章として書き出すだすのではなく、マインドマップをツールとして使うというアプローチをしている人もいるし、読書カードのデータベース化を提案している人もいる。

私も、書籍メモを実際に読後にやってみる…まとめる…ということをしようとすると、想像以上に“憶えているようで、憶えていない”事実にびっくりする事も度々ある。そこでまず、読書中に気になったところにザッと棒線を引いたり書き込んだりする、付箋もしくはページを折って目印する…という事をしておくと、そうした部分を書き出していくだけで結構ちゃんとしたまとめになる。人間は忘れるもの、メモが必要なのは読書中も同じ…ということなのかもしれない。
私の“まとめ”作成用のツールとしてはマインドマップMindNode[参照:助走期間ブログ » 2次元アウトラインプロセッサとしてMindNodeを使う]を利用する、もしくはアウトラインプロセッサを使って雑多なメモをまずは順々に書き出し、次にそれを整形すると結構効率的な印象を持った。ちなみに私の“まとめ作成”時間は平均30分、長くて45分程度にするようにしている。
いずれにしても手法、ツールともバリエーションがあるので、自分の好みにあったやり方を見つけると気持ちよく作業できると思う。
前項のように、読書まとめを何らかのカタチで作ることは一緒なのだが、これをBlogやmixiで敢えて公開してしまうアプローチも、READING HACKS!をはじめ、様々な方が勧めている。ネットに敢えて公開することが勧められているのは以下の理由からだ。
理解をする一番良い方法は“教える事”…とよくいうが、ブログやmixiに書評を書いたり読後コメントをする事は、仮想的な一種の“教える事”。まだ読んでいないであろう人々を対象に「この本はこの部分が面白く、これがポイント」と説明するためには、自分がちゃんと本の内容を理解していなくてはいけない。
また、ネットで公開することにより、他の人からコメントなどのフィードバックを得られるかもしれない。フィードバックから自分とは違った視点による意見を得られるかもしれないし、単純に「読んでますよ」と言われるだけでも、「これからも継続しよう」というモチベーションが湧く。一人でコツコツと読書まとめメモを蓄積しているよりも有意義かもしれない。一方で自分の考えを公に発表する恥ずかしさを克服する必要もあるのだが。
そしてブログなどに書評や本に関する事を投稿 – 公開すると、それだけで自動的にデータベース化したも同然。ブログの検索機能や、Googleカスタム検索サービスで、簡単・無料で自分専用のデータベースになる。また、“はてな”のブログなどはその書籍に対する他の人の書評も見る事が出来たり、Amazon連携で表紙写真から著者名などの情報を自動的に取り込めるので、私自身は試していないが書評ブログには楽そうだ。
最後の読書アウトプットは、やはり単純に知識として持つだけでなく現実に活かしてみる、フィードバックしてみるという事。アウトプット先は主に仕事かもしれないが、生活一般に活かす方向性も勿論ありだ。そうしていくことで、情報が血肉になっていく事を感じられるときが多々ある。
もちろん著者との相性はあるし、相性以前の駄本も多数存在する。だから1冊だけ本を読んで実行するとうまく行かない可能性は大だと思う。それなので、一番最初の多読に関するエントリのように、多読をして複数の視点をもったり、複数の考えに流れる共通する考えを得る事によって、情報を選別することも必要になってくる。そうすれば駄本は淘汰されるし、偏った考えに引っ張られる可能性も少なくなる。
そこまで仕事に実際に活かすという感じではない情報 – 例えば経営に関する本を読んでも自分は経営者ではないという場合は、仮に経営者だったらどうするだろう?と考えて、それを箇条書きにしたり、図版・チャート・グラフを書いてみる…というのもより深い理解に重要なことだろうと思う。
私の場合も「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」や「ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
」にはかなり影響されて、仕事スタイルも、整理方法も大きく変えることにした。振り返れば「イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
」や「キャズム
」などの良書で業界・市場への見方がかなり変わった経験もある…など、細かい事から大きな視点まで、影響を受け、また実行していることは決して少なく無いと思い返す。
今回の一連の「読書について」は本エントリでひとまず終了となる。まったくもって至らない私の長文を読んでいただきありがとうございます。多くの読書法や読書・知的生産に関する書籍を読むと、「読書は一番効率の良い知的投資」と頻繁に書かれているが全くその通りだと私自身考えている。
私が本に費やす金額は月30,000〜50,000円…かなりの額かもしれないが、一方でセミナーや各種講座、聴講などをしたならば、そんなモノでは済まない。例えば「はじめてのGTD」著者のデビッド・アレン氏のコーチングを実際に受けると$5,000以上かかるという話を聞いた。そういう事からもコストパフォーマンス性は極めて高いと言えると思う。読書は私のような普通の収入の人でも高度な情報を摂取できる一番の、もしかすると唯一の手段かもしれない。
尚、もし本ブログを読んで、1人でも読書をもっと積極的に始めようと思う方がでてくれば、素晴らしいことだと思う…というか滅茶苦茶嬉しいので、宜しければ是非読書の、多読の”はじめの一歩”を踏み出していただきたいな…と思っている。
現在助走期間中のクリエイティブ・ディレクター/Webデザイナー。このBlogは期間限定で、仕事のことをはじめ、さまざまな考えていること、日々行っていること等を紹介します。どうぞよろしくお願いします。
本ブログ以外に、以下のSNSサービスによるコミュニケーション・情報発信などもしています。ご興味のある方は是非ごらんになってください。
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