助走期間ブログ
現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。
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カテゴリー別記事一覧
“アイデア”カテゴリに属する記事一覧です。
登録日時: Jul 23 2009
本ブログの方は更新がトビトビになってしまい、申し訳ない。仕事を終えて帰宅すると、すっかり疲れて眠くなってしまい、エントリを書く気力すら起きないという状態。これではダメなので、量は少なくても、毎日続けられるようにしたい。
一方、個人的なアイデア出し手段である「モーニングページ」はなんとか毎朝続けられている。このモーニングページとは、朝一番にアイデアでも何でも良いから思いついたコトを手書きで書いていくこと。下らない内容でも何でも構わないから、毎朝起床後すぐに3ページくらい欠かさず書き出していく。
これは元々書籍「リファクタリング・ウェットウェア」に掲載されていたコトで知ったテクニック[参照:リファクタリング・ウェットウェア – 脳を再設計する方法]。継続していくコトでひらめきを得る上で非常に効果的
であり画期的なアイデアの芽が得られる可能性もあるという話。何故かと言えば…。
朝一番に書くため、自分で思っているほどには目覚めておらず、まだ無意識が優位な状態にあるわけです。心理的なガードが完全ではなく、現実の世界にあまり適応していません。
…という話。このコトを前回のファシリテーション協会 懇親会にいらっしゃった人材開発専門(某IT企業関係だそうだ)の方に話したところ、実際にこのモーニングページの手法は人材開発分野でもよく知られており、「アイデアを出すために良い習慣ですよ」と褒めていただいた。…ならば続けていかないといけないだろうなぁ。
正直、“画期的なアイデア”はまだまだ僕のモーニングページからは出てきていない。画面をクリアに見せるデザインのアイデアなどチョボチョボという感じではある。とは言え、魔法ではないのでひたすら続けてみるコトが肝心なので、是非続けてみようと思う。
それにしても本ブログはすっかり自分にプレッシャーをかけるコトが目的になってしまったなぁ…。
登録日時: May 15 2009

アイデアは天才的なアイデアマン(アイデアウーマン)が考えつくものか?それとも普通の人でも思いつけるものなのか?…「アイデアパーソン入門
」などの著者 加藤昌治さんは書籍「アイデア会議
」にて、チームでアイデアを考えることで、より良いものが生み出されると言い、同書ではそのやり方について説明している。
そして、普通はまず何かを考える場合に“企画会議”が行われるが、企画づくりの前に“アイデア会議”を行うことが重要と説く。さらにその“アイデア会議”の行い方について詳しく説明されている。以下が同書を読んだ私の解釈による図版。

著者は企画のコアとなるアイデアを導き出すためには、非常に多数の選択肢がベースにある事が重要だといい、これをスキップしていきなり結論に至ってしまうことで、体裁は良いが肝心のアイデアが弱い企画になってしまうという。このため、上図のように、第一段階で多数のアイデアを持ち寄り・さらに膨らませて膨大な選択肢を作り、それを第二段階で具体性、現実性などを元に収斂させていって、最終的なコア・アイデアを作っていくという二段構えのやり方を勧めている。
また、生まれたてのアイデアは極めてか弱いものであり、最初から批判的な目を向けると成長する前に簡単に死んでしまう。従ってまず第一段階の選択肢を作っていくブレスト状態では批判的意見は絶対にしない事、そしてどれだけ膨らませられるか?という膨大な選択肢の充実に注力することが大事だという。さらにどんなに下らないかも?と思っても、思いついてしまったら“まずは言う”ことが大事…つまり自分で勝手にNGを出さない(自分が自分の批判者にならない)ことも気をつけなくてはいけない点だという。
このように、まず最初に非常に多くの選択肢を出していって、それを次の第二段階に到達してから、はじめてどう最終形にもっていくか?を考える二段構えとする事でか弱いアイデアを活かしていくようにする事が可能になると説明されている。
日本の会社はよくブレストが下手などと言われる。これは上記のように段階を経ないで批判(意識的、無意識的)が出てしまい、膨らませる前に選択肢がしぼんで行ってしまうのだろうか。本書「アイデア会議」のようにしてキチンと仕組みを整え、詳しいやり方をフォローする事でチームによるアイデア出力の活性化ができる…と考えると希望がもてる。また、著者は“自転車の乗り方のように”最初は難しいが、次第に慣れることを勧めており、是非チームで企画・アイデアを考えるということを早い段階から実行し、自転車のように“アイデア会議”をすいすいと乗りこなせるようにしたいと考える。
現状では組織に属していない事から、なかなかチームプレーが出来ない状態だが、近い将来に体制が整い次第、是非にでも取り組んでいきたいモノの1つだ。
登録日時: May 2 2009
昨日のエントリ「アイデアのつくり方」で挙げたアイデアができる5つの段階でどのような方法を使えば効果的か?そもそもどうやったら良いか見当もつかないという場合、非常に参考になる本として博報堂勤務の加藤昌治 著「考具」を紹介したい。非常に具体的なヒント、手法、フレームワークを著者は“考える”ための“道具”…つまり“考具”として提示してくれている。
前回紹介したアイデアが形になる5つの段階…1. 情報収集、2. 情報の咀嚼、3. アイデアを考えない、4. アイデア発見の瞬間、5. アイデアの検証、企画化…のうち3番目、4番目の段階は特に仕事としてはやることが無い。従って「考具」は1番、2番、そして5番目の段階に対して、それぞれ以下のような手法の情報を提供しており、メインのパートとなっている。
この中で、企画よりまずはアイデアが肝心なため、今回は最初の1. と2. について少し紹介を行う。
アイデアの素材となる情報の基本的収集段階から一歩進めて、違った切り口の情報を手に入れるための具体的手段を説明。ものによっては第2段階の情報の咀嚼〜構成要素の関連性を見つける部分の最初の切り口までをカバーしている。
その中で紹介され、またよく引用もされている考具“カラーバス”は色をキーにして情報を集める方法。仮に赤をキーワードと決めて、街や電車などに出かける。そうしたところで見かける様々な共通性の無いものを赤という括りでチェックする。アイデア第2段階 情報の咀嚼で行う要素の新しい関係性を作る時の何かのヒントになるかもしれない。

マンダラートを実際にやってみた…の図
情報をどのように新しい形で関連づけるのか?意外な切り口は? アイデア第2段階における構成要素の新しい関連性を見つけるヒントが一番多く、非常にパワフルと感じるのがこの部分。上記“カラーバス”もそうだが、第3章「展開・展開・展開!」には是非取り入れたい独特の考具が多い。
ポストイットの活用で情報要素をたくさん書き出して、その関連性をあれこれ見つけていく事、本ブログでも時々出る“マインドマップ”で情報をまとめる事など様々。中でも特に役立ちそうなモノとしてはマンダラート、そしてオズボーンのチェックリストがある。
マンダラート: ネタになりそうな要素を書き出す…と言っても中々すぐには出てこない。そこでマンダラートの場合は3×3の方眼を作って中心にお題を書き、それに関係した事8個を周囲に埋めていく。多少陳腐でも埋めていった要素の1つでまたこれを繰り返す…ということを繰り返すと、多数の項目を出していきやすい。例えばデジカメというお題で周囲8個を埋めて、その中から旅行用という項目を選び、旅行には何が良い?…としていろいろ書き出す。そのベクトルで詰まったら、元に戻って別の方向性で…という具合に多くの事柄を埋めていくと、数にして100〜200のアイデア要素、切り口、つなぎ方は30分くらいで出てくる。
オズボーンのチェックリスト: いろいろな連想・関連性を出すのが第2段階の重要なポイントだが、出てこないときは出てこない。その際に連想するためのヒントとして役立ちそうなのがオズボーンのチェックリスト。具体的には、他に使い道がないか?、他に似たものをさがしてみたら?、拡大したら?、縮小したら?など9つの方向性でお題を別の角度から考える。別の切り口を見つけ出すためのたたき台として有効かもしれない。
9つだけでは少ない、もしくは別の切り口もほしい…という場合には、上記オズボーンのチェックリストを27に拡大したバージョン(凡人の逆襲より)やSCAMPER法などもある。
上記のような様々な手法、要はブレストを一人で行うやり方…ということだ。様々なイノベーションにはブレストが不可欠とよく書かれているが(例:発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法)、実際に行おうとするとブレスト慣れしていないグループでは非常に実施は難しい。これは、批判的/ネガティブだったり、具体性を最初から求めるメンバーが何人かいる事が機能不全の原因だという(参照:IDEA HACKS!
)。それならばいっそ、ブレストという手法にあまり頼らないで、「考具」で紹介されているアプローチを使って一人ブレストを行い、ある程度たたき台、方向性が見えてきた、第5段階 アイデアの検証、企画化までたどり着いた段階から、はじめて周囲の意見を聞くようにした方がうまくいくと私は考えている。尚、「考具」著者からはブレストや企画会議の進め方指南書「アイデア会議
」も出ているので、どうしてもブレストをしたい場合などは、そちらも参照すると良いと思う。
登録日時: May 1 2009
アイデアのつくり方という、すでに古典的になっているアイデアに関する書籍を昨日読んだ。これは書かれたのが60年代というかなり昔のもので、新書判のかなり薄い本…一方で、その内容は現在でも充分すぎるほど通用するといわれている。
同著では、アイデアとはそもそも何か?をクリアに定義し、そしてその定義のアイデアが作られるプロセスはどういうステップか?を5つの段階で説明している。まとめると以下のようになる。
関係ある/なしに関わらず様々な情報を集めまくる事、その関連性を考えて行くこと…など、自分のプロセスと近かった事が心強い。自分としての収穫は“敢えて”考えないこと、忘れる事、休む事が必ずプロセスに入っていると知った事。追いつめられていると、どうしても余裕が無くなってしまう。“消化”もプロセスであるとして“待ち”があることを認識しなくては。
また段階5のアイデアの検証・企画化が“一番最後”であることをいま一度確認。最初にいろいろな条件・制限、実効性ばかりを考えていると、アイデアが出てこなかったり、極めて平凡なものになる。まずアイデアを考え、それから最後に収斂させる(具体化する・企画化する)ということを、忘れないようにしたい。
尚、以前に助走期間ブログ » アイデアと企画について考えるコト、イロイロというエントリをいくつもの本を読んで自分なりに咀嚼した内容を書いたが、考え方、やり方は非常に重複する点が多いのでそちらも参照。
また、こうして本質がよりクリアに見えてくることも多読のメリットだろうと思う[参照:助走期間ブログ » 読書について(1/3) – 多読 多くの本を読む、違った視点の本を読む]。
登録日時: Apr 17 2009
改めて企画をすること、アイデアを出す事に関する多くの本を読んでいる。これからデザイン仕事を続けるにしても、また就職などで別のポジションになるにしても、私に求められるのは結局のところ、何かしらのアイデア…そして最終的には企画を作り出す仕事だ。勉強しなおしのは格好が良いとは言えないかもしれないし、それほど高尚な本を読んでいる訳でもない。それでも多読をしているとアイデアというものに関して、多少だがまとまった考えが出来てきたので、少し書いてみたい。
アイデアと企画はイコールではない。多くのアイデアの中から生き残った精鋭のアイデア…それを具体的で実現可能な形まで落とし込んで企画になる。つまりアイデアと企画は似て非なるものだ…という点を認識する必要がある。アイデア関連の多くの本にデザイナーの川崎和男「ドリームデザイナー」で語られた内容に触れられている。これは、まず自分が欲しい・こうでなくちゃいけないという“わがまま”をまず出して、それを最終的に受け入れられる形に落とし込む…つまり“思いやり”で最終的な形を作る…という内容。
つまりアイデア出しの段階で、“思いやり”とも言える諸条件をあまり考えてしまうと、結局小粒なつまらない内容になってしまう。アイデアの段階は縛られないで、積極的に“わがまま”な言いたい放題なことを挙げていく。様々なベクトルに拡散していく。これが飛躍のあるアイデアをつくっていくコツだという。
アイデアを“わがまま”に“様々な方向で”、“数多く”出した後、これを思いやりで収斂させる。これが企画のコアとなるアイデアになっていく。収斂の段階では、適当に出したアイデアを取捨選択したり、解釈の仕方を変えていく。これは様々な諸条件に合致させるためだったり、実現可能なものに落とし込んで行く作業だったり、個人的なアイデアを他人でも理解できる形にまとめていく作業。これが“思いやり”と表現されている。
最初からあまりにも具体的な諸条件を考えすぎて、結局大したアイデアが出てこない…というのはいわゆる“世間によくあること”。上記のように2段階プロセス – “わがまま”→“思いやり”を踏むことを取り入れて行けば、泉のようにアイデアが出てきて、様々な企画を量産できるかも??
天才的なヒラメキで生み出される画期的なアイデアは殆ど無く、大抵アイデアとは既存の要素の組み合わせで作り出されるものだ…とよく言われる。下らない例で言えば、不眠症の人のための目覚まし時計…として普通の目覚まし時計に、眠くなるような羊を数える音声を入れて眠りをサポート…ともかく2つの要素の組み合わせでアイデアは1つ出たでしょ?
ありふれたものでもそれの組み合わせによってアイデアを作り出せる…と知るのは心強い話だと思う。
そして、アイデアが要素の組み合わせなのだ…としたら、出来る限り様々な要素を自分の中に取り込んで、融合のための素材とする…というのが大事な点だと思う。元々の要素が少なければ、当然出力となる組み合わせ数も少なくなってしまう。ちなみに、加藤昌治さんの「アイデアパーソン入門」という本では上に出したような図によって、既存の要素、アイデア、企画の関係性を紹介している。つまり一番基盤となる既知の要素が充実していないと、企画のサイズも小さくなってしまう…という事のようだ。(私は自分の強みに収集心(Input)があるので、要素の入手だけは苦にならないのは若干救いかもしれない – 参照:助走期間ブログ » Strength Finder結果)
“優れた”アイデアを作り出すには、もちろん単なる情報のインプットだけでは足りない。情報の変な組み合わせがアイデアなのだから。ハーバード・ビジネスレビューから出ている「メディチ・インパクト」という本では多文化な環境・文明の重なり合う場所がイノベーティブなアイデアを出すベースとなるとして、ルネッサンス期を例に挙げて「メディチ・エフェクト」と呼んでいる。そうした異文明の十字路、異文化の十字路はルネッサンス期イタリアだけでなく、“自分の脳内にも作り出せる”と語り、異質な情報、異質な考え方を積極的に取り込むことの重要性を語っている。同様のことを前述の「アイデアパーソン入門」では“越境者”と表現していた。越境者的態度・生活が、異質な要素の組み合わせや、その組み合わせ方自身の異質さに繋がるのだと思う。
もちろん、アイデアは単に情報摂取だけでは生まれない。これだと言えるアイデアはふっと頭に浮かぶかもしれないし、浮かばないかもしれない。仕事としてアイデアを出して行かなくてはいけない場合、これにテクニックも求められる。要素の出会いをただ待つだけでなく、積極的に演出していかなくてはいけないという事。前述「アイデアパーソン入門」では“たぐる”をコンセプトに様々な事象を深堀りしたり、視点を変える方法が紹介されているほか、同著者の「考具」では、“マンダラート”や“マインドマップ”などいくつかの手法も紹介されており、参考になる。ブレストを行って行く方法としては、デザイン企業の米IDEO社に学ぶ「発想する会社!
」も有名どころ。また、アイデアを生み出すためには、書籍、資料、データベースなどのインフラストラクチャー整備が欠かせない…という「IDEA HACKS!
」で提案された内容も参考にしたいところ。
カリスマ経営コンサルタント(!)神田昌典さんは「うまく成功する方法の情報は世の中にあるにも関わらず、実践する人は1%にも満たない。だから、実践するだけで成功する。」というような内容を各所で述べているという。若干傲慢な言い方だが、ノウハウ情報を入手しても実行に移さない割合が高い、まして情報すら入手しない人が多数…となれば、アイデアや企画に限らず、何事も実行に移すだけでかなり突出できるというのは事実だと思う。
また、最初は実行しても全てがうまく行かないかもしれないが、よく言われる“量が質に転化する”ということ。つまりちょっと齧るだけでなく、継続してやっていくうちに質も上がってくるということ。継続は力なりは、いろんなところに言えるんだろうね。私はこれからも新しいアイデアを常に出して行く事、それを企画に展開して行くことを常にやっていく事で、これからも高品質な仕事を続けて行きたいし、出来る限りの努力をしていきたいと思う。本文を呼んでいただけた方がもし参考にしていただけたら、幸甚。
最後まで長文を読んでくれた方、ありがとうございます。
現在助走期間中のクリエイティブ・ディレクター/Webデザイナー。このBlogは期間限定で、仕事のことをはじめ、さまざまな考えていること、日々行っていること等を紹介します。どうぞよろしくお願いします。
本ブログ以外に、以下のSNSサービスによるコミュニケーション・情報発信などもしています。ご興味のある方は是非ごらんになってください。
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