助走期間ブログ
現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。
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登録日時: Jun 4 2009
体重管理を行うiPhone用アプリWeightbotを使って、体重を記録しはじめて約3ヶ月が経過した。使い出したキッカケはWeightbotというアプリが、その分野ではかなりイケているユーザーインターフェースだ…という事を聞き込み、デザイン面で参考になるかもしれないと考えたこと。
特に「健康面での管理が必要!」というように構えたワケでは無い。ところが、すこしだけ記録を続けるほか特別に何かの減量をしたということもないのに、開始時の体重70kgは現在67kgまで少しずつ落ちてきている。ちなみにWeightbotに設定した体重の目標値は65kgだから、あと少し…というところまで来ている。予想外に効果があった。
どんな事に関しても、何かを実現するためにはちゃんと目標を設定して、かつ自分の今の状態を常に把握しておく事が重要とはよく言われる話。
今回のケースだと、目標体重を設定しておいて、かつ毎日の自分の体重が記録されている。そうすると、どんな食生活をしたら体重増加した、どんな運動したら体重が減った…というようにフィードバックの材料が手に入る。
意識か無意識かは別にして、そうすれば少しずつ太りそうなモノは避け、体重を減らす事をやる…という習慣が付いてくるのだろうと思う。未読だが岡田斗司夫のレコーディング・ダイエットはそれのもっと“ちゃんとした版”なのかなと思う。

横にiPhone本体を倒してWeightbotで体重遷移をグラフ表示。
飽きっぽく、カタチから入る私のようなキャラの場合、iPhoneアプリのWeightbotのような使っていて気持ちの良いユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンスというのは非常に重要。だいたいにしてソレが無かったら始める機会も元々無かっただろうし、いかにも「健康大好き!」みたいな画面だったら、三日坊主は確定だったろう。
デザイン的に良く、使っていて気持ちが良いからこそ続けられる→続けられるからこそ役に立つ→役に立つから結果が出る→結果が出るから、もっと続けようと思う…というように、デザインが良い循環を回す大事なキーファクターになり、継続する大事なモチベーションの源になっている。
正直、Weightbotのような体重数値を日々記録して、それをグラフ化する…という機能は、技術的には極めて初歩的なモノであり、それを持って差別化するのは極めて難しい。ただそこに楽しさ、気持ちの良さ、スマートさといった快適なエクスペリエンスによる演出が加わることで、他者とまったく違ったソフトウエアができあがっている。
Weightbotの例のようにわかりやすく無いにしても、ソフトウエア分野でも技術的な差別化が出来ない、もしくは技術的に差別化しても消費者の視点からは判断が出来にくい…というケースが多くなってくると思う。その場合のクリアな差別化要因の1つとしてエクスペリエンス・デザインの重みがこれから益々上がってくるのではないかと考えているし、そこに注力できない会社は中長期的には退場する羽目にあうのではないか?と予想する。
登録日時: Apr 19 2009

僕はノートを作るときに、必ずといっていいほど4色のボールペンを使う。ノートの本文など内容をまとめるのに黒、そして補助的なメモを書き加えるのに赤、青、緑を利用する…という方法を取っている。この際に活躍するのがトンボのReporterというペン…そしてこのペンが提供する使い勝手がとても気に入っている。
このReporterの良く出来ているところは、各色のノックボタンの形状が違っていること。だからちょっと慣れてしまえば触感だけで自分の使いたい色を出せ、いちいち目で確認しなくても良いということ。書くということだけに没頭できるのでとても気持ちがいい。こういう細かい部分を気を使う/使わない違いで、全然ちがったユーザー・エクスペリエンスが生まれる。使っていく上での満足度が全然違ってくる…という点は強調してもしすぎることは無いし、今後自分が関わる様々なプロジェクトでも気を配って行かなくては行けない点だと思う。[参照:TOMBOW リポーター4 このアイデアは文房具にとどまらず、広く標準になり得る可能性を秘めている]
ちなみに、トンボReporterを愛用する前に利用していた4色ペンはLAMY 2000のマルチペン[参照:ラミー2000 4色ボールペン]。こちらはデザイン的に優れている…という事、そして各色ごとにノックボタンがあるのではなく、出したい色のラベルを見て(というか上にして)、1つだけあるノックボタンを押すと、その色が出てくるという機能が特色だった。ギミックとして面白いという点もあるし、デザインをクリーンでシンプルにするためのアイデアだなぁ…と思った次第。これはまた別方向のエクスペリエンスの演出だろうと思う。
ただ、何で使わなくなったか?というと、LAMY 2000を使う…というのはどこかデザインを楽しみ、余裕のある書き物ライフという感じが想像できる。だけど僕が4色ペンで書き物をするのは移動中の電車の中にサッと思いついた事をノートに書くことだったり、本を読みながら気になった部分に積極的に棒線やらメモを書き込んでいくという感じなので、ペンの機能も“ゆとり”や“気分の良さ”よりは“効率性”重視…そして記者がメモを書き込む事をサポートするというコンセプトで開発されたというReporterはかなり使用方法にマッチするため。
かなり前に楽器のようなデザイン…というインターフェースの別コンセプトが提示されたことがある。要は慣れるまで・習得するまでは若干時間がかかるが、慣れてしまえば自分の手足のように使いこなせるよう設計された道具のデザインだ。ともすればユーザーインターフェースは初心者でも簡単に使える…という点を重点に考えられやすいが、仕事の道具・プロの道具には「楽器のようなデザイン」というコンセプトを選択することも考えなくてはいけないだろう。トンボReporterはそのアプローチのとても身近で優れたサンプルだと思う。
尚、この「楽器のようなデザイン」に関しては、自分が今後考えて行かなくては行けない課題だと考えており、今後ちょくちょくこのブログでも登場するキーワードになるかもしれない。
現在助走期間中のクリエイティブ・ディレクター/Webデザイナー。このBlogは期間限定で、仕事のことをはじめ、さまざまな考えていること、日々行っていること等を紹介します。どうぞよろしくお願いします。
本ブログ以外に、以下のSNSサービスによるコミュニケーション・情報発信などもしています。ご興味のある方は是非ごらんになってください。
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