助走期間ブログ
現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。
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月別記事一覧
“April2009”に投稿された記事一覧です。
登録日時: Apr 19 2009

僕はノートを作るときに、必ずといっていいほど4色のボールペンを使う。ノートの本文など内容をまとめるのに黒、そして補助的なメモを書き加えるのに赤、青、緑を利用する…という方法を取っている。この際に活躍するのがトンボのReporterというペン…そしてこのペンが提供する使い勝手がとても気に入っている。
このReporterの良く出来ているところは、各色のノックボタンの形状が違っていること。だからちょっと慣れてしまえば触感だけで自分の使いたい色を出せ、いちいち目で確認しなくても良いということ。書くということだけに没頭できるのでとても気持ちがいい。こういう細かい部分を気を使う/使わない違いで、全然ちがったユーザー・エクスペリエンスが生まれる。使っていく上での満足度が全然違ってくる…という点は強調してもしすぎることは無いし、今後自分が関わる様々なプロジェクトでも気を配って行かなくては行けない点だと思う。[参照:TOMBOW リポーター4 このアイデアは文房具にとどまらず、広く標準になり得る可能性を秘めている]
ちなみに、トンボReporterを愛用する前に利用していた4色ペンはLAMY 2000のマルチペン[参照:ラミー2000 4色ボールペン]。こちらはデザイン的に優れている…という事、そして各色ごとにノックボタンがあるのではなく、出したい色のラベルを見て(というか上にして)、1つだけあるノックボタンを押すと、その色が出てくるという機能が特色だった。ギミックとして面白いという点もあるし、デザインをクリーンでシンプルにするためのアイデアだなぁ…と思った次第。これはまた別方向のエクスペリエンスの演出だろうと思う。
ただ、何で使わなくなったか?というと、LAMY 2000を使う…というのはどこかデザインを楽しみ、余裕のある書き物ライフという感じが想像できる。だけど僕が4色ペンで書き物をするのは移動中の電車の中にサッと思いついた事をノートに書くことだったり、本を読みながら気になった部分に積極的に棒線やらメモを書き込んでいくという感じなので、ペンの機能も“ゆとり”や“気分の良さ”よりは“効率性”重視…そして記者がメモを書き込む事をサポートするというコンセプトで開発されたというReporterはかなり使用方法にマッチするため。
かなり前に楽器のようなデザイン…というインターフェースの別コンセプトが提示されたことがある。要は慣れるまで・習得するまでは若干時間がかかるが、慣れてしまえば自分の手足のように使いこなせるよう設計された道具のデザインだ。ともすればユーザーインターフェースは初心者でも簡単に使える…という点を重点に考えられやすいが、仕事の道具・プロの道具には「楽器のようなデザイン」というコンセプトを選択することも考えなくてはいけないだろう。トンボReporterはそのアプローチのとても身近で優れたサンプルだと思う。
尚、この「楽器のようなデザイン」に関しては、自分が今後考えて行かなくては行けない課題だと考えており、今後ちょくちょくこのブログでも登場するキーワードになるかもしれない。
登録日時: Apr 18 2009

現在のホームオフィスの写真を公開する。いつもここの机にいて能書きをたれている。
以前はコンパクトなMacBookがちょこんと鎮座する、とてもコンパクトな雰囲気だったが、24インチのLED Cinema Displayを設置してからはいきなり迫力が出てしまった。若干インテリア的にはアンバランスかもしれない事が贅沢な悩みだろうか。
本日で以前の勤務先から離れ、ちょうど1ヶ月となった(実際の離職日は3月31日だが)。オフィス通いが無くなり、1ヶ月間ほとんどの作業を自室でやるようになった。元々仕事環境というかホームオフィス的ではなかったので、少しずつ改良などをして一応落ち着いた形だ。フジキ用ホームオフィスβ1、もしくはver. 0.1といったところだろうか。もちろん改善したい事や手に入れたい機材など、「ああしたい、こうしたい」というのはイロイロとあるのだけど、次のメジャーなステップはそれなりの収入を得てからになるだろう。
登録日時: Apr 18 2009

プレゼンの方法などに関する本(例:戦略的プレゼンテーションの技術をいくつか読むと、メリットを3つ挙げて…とか、選択肢を3つ用意して、大項目を3つにして…というように「3」という数字がマジックナンバーのように、よく出てくることが多い。“なんとなく”わかった気になるのだが、理由を知りたいなと思っていた。そして、和田秀樹さんの「深く考え、すぐ動け―スピード発想の極意
」を読んで、「3」の持つ意味が少し解り始めた気がするので、少し紹介したい。
A案にしますか?それともB案?という質問、Yes?それともNo? 2択のどちらかで白黒をつけるのは心理的に圧迫感がある。もう1つのC案という第3の選択肢を提示することで、選択に対するストレスが低減する。同書では、自分の判断方法という意味で書かれていたが、当然プレゼンされた側が選択を行う時にも有効だろう。
また、3つ目のC案に発想の飛躍を持ち込んだり、若干はみ出した内容にすることで、可能性を示す…結果として本命のAかB案に落ち着くにしても迷いが無くなる(少なくなる)という効果があるという。
1つしか案を提示しないのは論外だが、3つの案というのは安定感があり、「ちゃんと多く考えてきた」という認識になりやすい。ただし4以上の案では「多すぎる、もっと絞り込めないのか?」という印象が強くなってしまうという。
選択肢以外のプレゼンについて。例えば何かの「強み」を挙げるときも上記同様に3つ挙げることで多すぎず、少なすぎないという印象を与える。発言側は「あれも言いたい、これも言いたい」になりがちだが、絞り込んで3つに収斂させると伝わりやすい。(言いたい事を沢山言った挙げ句、受け入れられなかったら元も子もない。)
3は奇数…当たり前だが、結果として2で割り切れないので同点にならないという事。具体例としてある商品のメリットの提示を考えてみる。プレゼンでメリットを3つ提示した場合、仮にお客様が3つのうち、2つに納得していただけたら、「2対1」でかなりお客様はその商品に対して良い評価/結論を出していただける。1対2になってアウトになるかもしれないが、いずれにしても判断が早い。
では奇数なら何でも良いか?と言えば仮に「7」を挙げれば、4対3で微妙に優勢…という状況も考えられる。この場合簡単に判断が付くか?と言えば、「もうちょっとじっくり考えてから」となる。2対1でも4対3でも1点差には変わりないが、心理的な差は全然違う。
プレゼンを“結論を導く/判断するための場”と考えるならば、要素を3つ提示することで、逆にクリアな判断を得やすいというポイントがあると言える。
登録日時: Apr 17 2009
改めて企画をすること、アイデアを出す事に関する多くの本を読んでいる。これからデザイン仕事を続けるにしても、また就職などで別のポジションになるにしても、私に求められるのは結局のところ、何かしらのアイデア…そして最終的には企画を作り出す仕事だ。勉強しなおしのは格好が良いとは言えないかもしれないし、それほど高尚な本を読んでいる訳でもない。それでも多読をしているとアイデアというものに関して、多少だがまとまった考えが出来てきたので、少し書いてみたい。
アイデアと企画はイコールではない。多くのアイデアの中から生き残った精鋭のアイデア…それを具体的で実現可能な形まで落とし込んで企画になる。つまりアイデアと企画は似て非なるものだ…という点を認識する必要がある。アイデア関連の多くの本にデザイナーの川崎和男「ドリームデザイナー」で語られた内容に触れられている。これは、まず自分が欲しい・こうでなくちゃいけないという“わがまま”をまず出して、それを最終的に受け入れられる形に落とし込む…つまり“思いやり”で最終的な形を作る…という内容。
つまりアイデア出しの段階で、“思いやり”とも言える諸条件をあまり考えてしまうと、結局小粒なつまらない内容になってしまう。アイデアの段階は縛られないで、積極的に“わがまま”な言いたい放題なことを挙げていく。様々なベクトルに拡散していく。これが飛躍のあるアイデアをつくっていくコツだという。
アイデアを“わがまま”に“様々な方向で”、“数多く”出した後、これを思いやりで収斂させる。これが企画のコアとなるアイデアになっていく。収斂の段階では、適当に出したアイデアを取捨選択したり、解釈の仕方を変えていく。これは様々な諸条件に合致させるためだったり、実現可能なものに落とし込んで行く作業だったり、個人的なアイデアを他人でも理解できる形にまとめていく作業。これが“思いやり”と表現されている。
最初からあまりにも具体的な諸条件を考えすぎて、結局大したアイデアが出てこない…というのはいわゆる“世間によくあること”。上記のように2段階プロセス – “わがまま”→“思いやり”を踏むことを取り入れて行けば、泉のようにアイデアが出てきて、様々な企画を量産できるかも??
天才的なヒラメキで生み出される画期的なアイデアは殆ど無く、大抵アイデアとは既存の要素の組み合わせで作り出されるものだ…とよく言われる。下らない例で言えば、不眠症の人のための目覚まし時計…として普通の目覚まし時計に、眠くなるような羊を数える音声を入れて眠りをサポート…ともかく2つの要素の組み合わせでアイデアは1つ出たでしょ?
ありふれたものでもそれの組み合わせによってアイデアを作り出せる…と知るのは心強い話だと思う。
そして、アイデアが要素の組み合わせなのだ…としたら、出来る限り様々な要素を自分の中に取り込んで、融合のための素材とする…というのが大事な点だと思う。元々の要素が少なければ、当然出力となる組み合わせ数も少なくなってしまう。ちなみに、加藤昌治さんの「アイデアパーソン入門」という本では上に出したような図によって、既存の要素、アイデア、企画の関係性を紹介している。つまり一番基盤となる既知の要素が充実していないと、企画のサイズも小さくなってしまう…という事のようだ。(私は自分の強みに収集心(Input)があるので、要素の入手だけは苦にならないのは若干救いかもしれない – 参照:助走期間ブログ » Strength Finder結果)
“優れた”アイデアを作り出すには、もちろん単なる情報のインプットだけでは足りない。情報の変な組み合わせがアイデアなのだから。ハーバード・ビジネスレビューから出ている「メディチ・インパクト」という本では多文化な環境・文明の重なり合う場所がイノベーティブなアイデアを出すベースとなるとして、ルネッサンス期を例に挙げて「メディチ・エフェクト」と呼んでいる。そうした異文明の十字路、異文化の十字路はルネッサンス期イタリアだけでなく、“自分の脳内にも作り出せる”と語り、異質な情報、異質な考え方を積極的に取り込むことの重要性を語っている。同様のことを前述の「アイデアパーソン入門」では“越境者”と表現していた。越境者的態度・生活が、異質な要素の組み合わせや、その組み合わせ方自身の異質さに繋がるのだと思う。
もちろん、アイデアは単に情報摂取だけでは生まれない。これだと言えるアイデアはふっと頭に浮かぶかもしれないし、浮かばないかもしれない。仕事としてアイデアを出して行かなくてはいけない場合、これにテクニックも求められる。要素の出会いをただ待つだけでなく、積極的に演出していかなくてはいけないという事。前述「アイデアパーソン入門」では“たぐる”をコンセプトに様々な事象を深堀りしたり、視点を変える方法が紹介されているほか、同著者の「考具」では、“マンダラート”や“マインドマップ”などいくつかの手法も紹介されており、参考になる。ブレストを行って行く方法としては、デザイン企業の米IDEO社に学ぶ「発想する会社!
」も有名どころ。また、アイデアを生み出すためには、書籍、資料、データベースなどのインフラストラクチャー整備が欠かせない…という「IDEA HACKS!
」で提案された内容も参考にしたいところ。
カリスマ経営コンサルタント(!)神田昌典さんは「うまく成功する方法の情報は世の中にあるにも関わらず、実践する人は1%にも満たない。だから、実践するだけで成功する。」というような内容を各所で述べているという。若干傲慢な言い方だが、ノウハウ情報を入手しても実行に移さない割合が高い、まして情報すら入手しない人が多数…となれば、アイデアや企画に限らず、何事も実行に移すだけでかなり突出できるというのは事実だと思う。
また、最初は実行しても全てがうまく行かないかもしれないが、よく言われる“量が質に転化する”ということ。つまりちょっと齧るだけでなく、継続してやっていくうちに質も上がってくるということ。継続は力なりは、いろんなところに言えるんだろうね。私はこれからも新しいアイデアを常に出して行く事、それを企画に展開して行くことを常にやっていく事で、これからも高品質な仕事を続けて行きたいし、出来る限りの努力をしていきたいと思う。本文を呼んでいただけた方がもし参考にしていただけたら、幸甚。
最後まで長文を読んでくれた方、ありがとうございます。
登録日時: Apr 16 2009
以前に助走期間ブログ » Evernote – “クラウド”時代のメモ帳で紹介したように、私のデジタル環境のメモはEvernoteというサービスを猛烈に利用している。今回は同サービスの新機能としてTwitterのメッセージをEvernoteメモに転送できる機能が用意されたという話を聞き、実際に使ってみた。
どのくらいこれから利用するかは不明だが、アイデアはふとした瞬間に出てくるもの。どんな時でもメモとして残しておき、検索対象にできるのは悪くないことだとは思っている。
転送の方法は極めて簡単で、あらかじめTwitter〜Evernote間の転送を設定しておき(詳しい設定方法:now and then: TwitterからEvernoteへ)、Twitterでのメッセージに@myENと入れておけば、それで転送されるという仕組み。

[左]Twitterクライアント(夏ライオン)でメッセージに@myENを追加してポスト
[右]Evernoteで確認すると、そのメッセージがちゃんとメモとして保存されている
友人とTwitterで公開チャット状態になり、「あ、それ頂き!」という時、もしくは他人のメッセージを閲覧していて「面白い」と感じたときに@myENと入れて保存しておける。Twitterで多数のユーザーをフォローしていると、後でメモ…と考えているうちに大量のTwitterメッセージに押し流されて、どこに行ったかわからなくなる時もあるので、気がついたら、すぐに@myENをメッセージに入れる…という使い方だろうか。
また、Twitterは一種のハブとしても使える。私はBrightkiteを使う機会の方がTwitterよりかなり多いのだけど、BrightkiteのTwitter転送機能を利用し、最終的にEvernoteに保存することも出来そうだ。同様に、最近様々なサービスがTwitterとの連携機能を出してきているので、直接Evernoteに対応できなくてもTwitter経由でいろいろと使えそうだとも思う。
正直、TwitterやBrightkiteを使っていてメモを取りたい…と思ったら、周辺の紙に何か書いてしまう方が早いかもしれないが、これからいろいろとフィールドで実際に使ってみないと結論できない気もする。いずれにしても、Evernoteはクラウドを利用し様々なデジタルインプットを検索可能なメモ/ノートとして残しておくというビジョンのもと、非常に様々な試みをしていて面白い。容量に制限はあるものの無料でEvernoteを利用することは可能なので、関心のある方は是非使ってみて欲しい。
現在助走期間中のクリエイティブ・ディレクター/Webデザイナー。このBlogは期間限定で、仕事のことをはじめ、さまざまな考えていること、日々行っていること等を紹介します。どうぞよろしくお願いします。
本ブログ以外に、以下のSNSサービスによるコミュニケーション・情報発信などもしています。ご興味のある方は是非ごらんになってください。
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