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助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

月別記事一覧

“June2009”に投稿された記事一覧です。

登録日時: Jun 2009

整理を好きになるために、マイ・ラベルライターを手に入れる

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上の写真は私が持っている昨年に入手したキングジムのラベルライター。別にMacやWindowsに接続して凝ったレイアウトのラベルを印字するような代物というワケではないのだが、シンプルな機能で愛用している。いまやデスクや部屋、書類ファイリング整理に無くてはならないアイテムの1つ。
入手のキッカケはGTD本「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」や「ストレスフリーの仕事術」で著者デビッド・アレン氏がひたすらファイリングなど、様々なオフィスの整理をするためにはラベルライターが大事というアドバイスに従ったもの。以下は「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」からの引用。

整理システムにおいてはこのツールが絶大な効果を発揮する。私がこれまで指導してきた多くのプロフェッショナルはラベルライターが手放せなくなり、「こんな便利とは知らなかった」ともらしている。ラベルはファイルやバインダーなどさまざまなものに貼ることができる。

最初は「どんなモノかなぁ?」と思っていたが、実際にラベルライターがあると書類やフォルダーにちゃんと文字を入れる。どうしてもフォルダーやらバインダーの背に文字を書くのに自分の醜い字だと躊躇してしまう時もあるが、機械を使えば大丈夫。進んでラベリングしようという気になる。また筆記具で書きにくいビニールの背や、文書ファイルを収納する引き出しにも、ペタっと貼ってラベリングできる。
こうやってラベルをいろいろ貼って、様々なモノの定位置が決まったり、フォルダ分類がキチンされていると、私のようなズボラな人間でも、何故か整理好き…そこまでいかなくても整理が苦痛でなくなるから不思議だ。

ラベリングがいつもキチンとしていないと、一見キレイに整理されているように見えても、中身の確認が面倒になり、次第に少しずつカオスになっていく。また、オフィスに1台だと他で使われていたりしてつい整理の機会を逃してしまうかもしれない…と今ならハッキリ思える。すっかりマイ・ラベルライターを持つ意味、快適さをすっかり理解した次第。

ラベルライターは凝ったレイアウトの高性能モデルを使わないのであれば、結構安価に手に入れられる。ちょっとでも気になった方は、是非騙されたと思って自分の机専用のラベルライターを手に入れてみてはいかがだろう?

登録日時: Jun 2009

iPhone 3.0 – プラットフォームとしての地位を固めたiPhone

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朝にiPhone 3.0 OSをダウンロードしてインストール、昨年秋に入手した私のiPhoneでもこれで最新機能が使える。特に文字関係の改善など、派手ではないが普段からよく使う点も様々なブラッシュアップが加えられたほか、全体に機能はアップしながら動作は逆にキビキビして高速化されており、気持ちが良い。これなら無理して最新型のiPhone 3G Sにする必要もないのではないか?とすら思ってしまう。

何が足りない…と言われ続けながら、今回のiPhone 3.0によって一通りの様々な機能が用意された。場合によっては単に要望があった機能を単に追加するに留まらず、「再発明」とでもいえるような工夫がこらされていることもスゴい。
よくバージョン3で安定する…と言われる。理想的なiPhone、こうなれば良いのに…という一通りのカタチが今回のアップデートでひとまず実現されたのではないかと思う。それにしてもこうやってまるでPCのようにOSをアップデートして完成度を上げる…というアプローチ、Appleは本格的に携帯電話とパソコン的なモノを融合した新しいカタチを成功に導いたんだなぁと思う。

また、iPhoneはプラットフォームとして自社のソリューションに留まらず、非常に多種多様なiPhoneアプリ開発を促進してきたことにより、「こんなモノが必要だけどあるかな?」と思ったら、iTunes Storeで検索すると大抵見つかる…という、便利で、ある意味恐ろしい状態になっている。例えば私が使っている英語←→ポルトガル語辞書アプリなど、他のモバイル環境ではおいそれと手に入れられない。ちょっと目を外に向けると、全世界の様々な開発会社がよってたかって多くのiPhoneアプリを作り出すという、信じられない好循環がある。日本国内でiPhoneは爆発的ヒット!とまでは至っていないようだが、iPodがそうだったように、あるブレイクポイントまで達するといきなりスゴいこと…デファクトになるという可能性を十分に持っている。

徹底的にOS、アプリなどのソフトを活かすためのモノ造りという、日本企業(+多くの外国企業)とは違ったアプローチのiPhone。今起きているパラダイムシフトを明確に見せてくれる怖い存在である。

登録日時: Jun 2009

ザ・ファシリテーター – ファシリテーションの活用現場を仮想体験

ザ・ファシリテーター
最近気になりだしたキーワードに「ファシリテーション」がある。これは言ってみればチームの学習や創造プロセス、コラボレーションを支援するための方法を体系的に行うテクニックと言えるだろうか[参照:ファシリテーション − @IT情報マネジメント用語事典]。これは小さく捉えればミーティング/ブレスト運営のテクニックと考えられ、また大きく考えるとチームや組織に対するコーチング…とも言えるのかな? 正直、私はファシリテーションなど聞きかじっただけで殆ど分かっていないので、少しは勉強する必要があるかも…と、入門書的な本「ザ・ファシリテーター」を読んでみた。

この「ザ・ファシリテーター」はいわゆる“入門書”ではなく、小説のカタチファシリテーションを実際に活用した現場とはどのようなモノか?を紹介してくれる。分かっていない私にはありがたい。

ストーリー的に主人公はマーケティングチームのリーダーであった女性、彼女は高いファシリテーション・スキルを持っており、それを活かして異動先の製品開発センター長で組織を活性化していく、またその後には会社全体の改革運営においても、主人公及びプロのファシリテーターが参加して、素晴らしい成果をあげていく…というもの。

ファシリテーションが極めてうまく導入でき、活性化に成功すれば、こんなに素晴らしい効果が発揮できるんだよ!という仮想的な成功事例として読んでいくことができる。出てくる細かい思考プロセスの各々のテクニック自体は各種アイデア関係の本や分析関係、MBA系コンサルティング本などでよく紹介される内容 – 既視感はある。
それでも、どのようなシチュエーションで、どういう風に取り上げれば効果的か? さらには、人間を観察していきながらどのような道具をどのように取り出していけば効果的か?など、いままで漠然とした「点」でしかなかった知識を繋いで具体的なカタチとして紹介してもらうと腹に落ちる部分も多い。

この本のストーリーではファシリテーションが極めて様々な部分で大活躍しており、現実ではこうすんなりはいかないだろう…とは思う。また、大規模な会社組織変革のため…みたいな内容は、自分が実際にやる機会は直近では無いだろう。それでも、実際にWebディレクション、システム開発の現場などの仕事で小規模なチームを率いること、そしてそのチーム全体の創造性を最大化するための努力…という役割は年長の私に回ってくる可能性大である。

本に出ている内容にはいかにも「外資系です」的な匂いもあって、直接取り入れるのが賢明かは分からない。それでも、いままでの職人頭的な「俺の背中を見ろ、俺の技術を盗め」みたいな発想ではこれからうまくいかないだろう…ということも確かだ。これから行う可能性のあるプロジェクトはどれも自分ひとりで頑固職人的に作っていけるモノではない。チームとしてどれだけクリエイティブになれるのか?という側面で、今後ファシリテーションに関してももう少し勉強し、消化した上で使っていきたいと感じている。

尚、蛇足だが、ハウツー的な内容を小説仕立てでストーリーを持たせながら説明するというスタイルは初心者向けとしては、なかなか良いと感じた。頭の中でイメトレができるため、より具体的なシチュエーションを想像できる。もうちょっとこの部分を中心に勉強したいと考えることもできるのが良い。ちなみに私は自分が苦手な分野の勉強にはこの手のストーリー仕立ての本を手に入れるようにしている。他にも会計・管理の初心者本として「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」や、起業・ベンチャー企業経営として「成功者の告白」なども読んだ。これからも異分野を学ぶ最初の取っ掛かりとして、まず頭に記憶させるためにはそうしたアプローチの本がから入っていこうと思う。

登録日時: Jun 2009

スケッチに鉛筆、色鉛筆を使う

img_5294本日は、少し短いエントリ。
最近は、少し意図してグラフィックのアイデアを出すというような場合に、柔らかい2Bの鉛筆や色鉛筆を使うようにしている。今までは常にMacの前に向かって作り出す…というカタチだったのだが、やはりどうしても機能に引きずられる気がして、よくない場合もあるのでは?と思ったこと。そして手を使いながら考えると、普段とは若干違う発想も出てくるのでは?と期待したことにある。

PhotoshopやIllustratorなどには便利な機能がよりどりみどりであり、それらをそこそこ使いこなせば、それなりに「デザインをしました」っぽい感じのグラフィックを作り出すことができる。このため、ややもすると機能に引きずられた発想をしてしまうのではないか?(要は“使われてしまっている”という状態になってしまうのではないか?)という懸念があることが1つ。

また、機能のことに限らず、手を使って何かを書く…という作業をすると、普段とはちょっと違った発想も出てくる。はやりの脳科学的な言い方だと、もしかすると手を使って別の刺激、別のフィードバックを得ることにより右脳が活性化する…というような感じなのだろうか。まぁ、脳科学ウンヌンは口から出まかせなのだが、Macですぐにアイデアスケッチに取り組んでしまっていた今までの反省点として、もう少し手での作業を見直してみようとは思っている。

登録日時: Jun 2009

“システム”には美が必要。

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美しいデザインがそれほど重要ではない…と言われたり、そこまででは無いにしても「美しいデザインが、あれば良い」が、優先度は技術的な部分の方が高い…逆に言えばデザインの優先度は低いと言われる経験も少なくない。もしくは美しさは軽視しないが添え物的な認識でしか無いことはもっと多々ある。

チャーチマンは「システム・アプローチとその敵」という著作の中で、システムが健全に機能するためには、倫理と美が備わっていなければならないと書いている。

[中略]

たとえば、よい橋と呼ばれるためには、適切な材料を用いて適切な設計を行い、強度が出るように建設するという、品質の倫理を備えていなければならない。また、たとえよい橋であっても、美しくなければ撤去されてしまったり、修繕してもらえなかったりするものだ。したがって、システムを構築する際にはこの二点が最も重要になるが、実際には考慮されないことがほとんどだとチャーチマンは嘆いている。

––––– 「成功して不幸になる人びと」より

顧客“満足”度 調査…というフレーズはよく耳にするが、ある意味プロとしてはお客様に満足はしてもらって当たり前であり、それ以上のこと…顧客“感動”度がこれからさらに上を目指すためには必要になってくる。上記の引用でいけば、修繕を繰り返し、永く使っていきたくなる橋になるには、単なる橋として用を足して満足…ではなく、感動させるモノを作る必要がある。

感動させるモノ作りやサービスを提供し、そしてその感情を自社の企業ブランド、もしくは商品ブランドとリンクしてもらう仕組み作り。そのブランドで選択してもらい、新たな感動を生むことによるポジティブ・フィードバック。そういったカタチ、そういった“システム”を構築する上でデザインができる仕事は相当に大きなモノだと考えている。

上記のようなフィードバックを作るためにはまた、デザインだけでは無力だ。チャーチマンの言う倫理…内容が伴って行かなくては、途中で顧客は「騙された」と思うだろう。明確なビジョン、美意識の元に両輪が組み合わさっていることが大事になってくる。
もちろん言うのは簡単だが、実行は難しい。美しく感動させるプロダクト・ビジネスを回すためには、極論として企業の“システム”すらも美しくなければならない…と考えると、並大抵の努力ではないだろう。ただし、今後のサバイバル、企業競争にはかなり必要な要件だと私は考えている。
実は今回はかなり自戒がメインの投稿。自分の妥協心を抑制し、いかに常に情熱を持つか…ということをもっと考えて行かなくてはいけないとの思いを自分にも言い聞かせている。

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