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助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

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登録日時: Jul 2009

一歩下がった「岡目八目」の役割

igo with skeleton stones from kobayashi satoru

http://www.flickr.com/photos/torisan3500/ / CC BY-ND 2.0

岡目八目」とは元々囲碁から出てきた言い方 ––– 他人が打っている碁を端から見ていると八目先まで先が読める…という事から転じて、第3者の視点からは、当の本人よりも先が見える、全体が把握できるという意味として使われる言葉だ。この第3者というか、少し離れた視点から全体を把握すること、冷静に先を読むことが出来る「岡目八目」的なアプローチに関して、ファシリテーション関連のほか、アジャイル・プログラミング関連という分野が違う書籍から出てきた事をキッカケに、ちょっと意識的に利用できないか?と考えてはじめている。

実際に現実の世界でも、例えばラリーのようにドライバーとナビがペアになり、ドライバーは運転に集中し、ナビの方はもう少し離れた視点から客観的視点で全体を把握し、ドライバーをサポートする事が挙げられるだろう。もしくは旅客機の飛行士と管制官の関係なども多少違うが似た関係なのかもしれない。このように集中と全体俯瞰を分業してうまく物事を進める…といった事例には事欠かない。こうした仕組みをなんとかこれから仕事を進める上で使えないかな?といろいろとアイデアをかき集めている状態だ。

この分担をソフト開発に応用したのがペアプログラミングだろう。実際にコードを書く人と全体を俯瞰するナビ側の2人でペアとなり、1台のPCで作業を行う形態。これにより、ナビ側はより大きな視点で物事の関係を自由に見る事が出来る…1人で2つの異なった事を行うよりも、かえって効率的になるという。エクストリーム・プログラミングの手法の1つであり、はてな でも実際に利用されているという話だ(「へんな会社」のつくり方より)。

実は私自身もペアプログラミングのような形でペアデザインをした事がある。非常に複雑な仕様のWebシステムの画面デザインでは、私がいくらシステマチックに作業をしているつもりでも、独力では効率が悪かった。そこで、もう1人の担当者とペアになり片方が全体的なナビをし、私がデザイン構成を作っていく…という形で作業を行った場合には、ビックリするほど効率的に ––– 2人が分業してそれぞれを持ち寄ってすりあわせるより効率的だった、1+1が2以上だったと感じている。

このように、「岡目八目」的な役割、一歩下がって全体を客観的に見て判断をする役割を置くことによって、より効率的な仕事の進め方を実現できる可能性がある。まず前例・過去の成功例の活用という意味から、上記のようなペアプログラミング的なプロセス導入が挙げられる。またファシリテーターの導入も会議や判断プロセスに、俯瞰できる第3者を敢えて入れていくという意味で「岡目八目」的。
他にもまだ活用可能な方法というのはあるかもしれないが、まずは上記の2手法から手始めに取りかかって行ければ良いなと思っている。