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助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

タグ記事一覧

“Idea”タグをつけられた記事一覧です。

登録日時: Sep 2009

iPhoneでマンダラートするツール iMandal-Art

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最近ライフハック系などのサイトで話題になっているiPhoneアプリにiMandalArtがある。これはアイデアを考えるユニークな手法「マンダラート」をiPhone上で行うことが出来るようにするツール。
実際、私もアイデアをひねり出す時のツールとしてマンダラートを時々紙の上で使う事もあるため、[参照:アイデアを作る“考具”:情報の咀嚼〜関連性の考え方]、強い関心を持ってこのアプリケーションを手に入れた(若干高価なので、躊躇している人も少なくないようだ)。 個人的にはかなりクセのあるアプリだと思うが、同時にかなり面白いと感じる。

iMandalArtでは、「様々な情報をマンダラートにして、管理する」というコンセプトのもと、単純にアイデアを考える機能以外も用意されている。だが、ToDoや目標掲載などそうした手段にはマンダラート以外の別の手法、別のツールを使っている私としては、純粋にアイデアプロセッサーとしてこのiMandalArtを当面は使う…同ソフトでいうGet機能だけに絞って使い始めていくことになるのだろうな…と思う(もし慣れてきたら他の機能も応用し始めるかもしれないが)。まぁ自分のペースで使いこなしていきたい。

iMandal-Artというアプリに関して言えば、使い勝手は前身のアプリを継承したのかもしれないが、使い勝手の癖は強い。タイプする時のダブルクリックは手早くやらないといけないし、最初は1つ上の階層に上がるのすらよくわからなかった。それでも、一旦解ってくるとシンプルなだけに、手に馴染むようにはなってくる。また、表示できるテキスト量もiPhoneだけあって、非常に少ないものだが、一方で簡潔な内容になるので、さらに広がりを得やすいとも言えるかも。

ちょっと、電車の待ち時間や移動時間などにアイデアを考える際には慣れるとマインドマップやアウトラインプロセッサ的なものよりも、ことiPhone上では使いやすいとすら感じはじめてきた。誰にでも勧められる良くできたソフトか?とは言いにくいが、こうしたアイデアを出すツールに興味がある方は、さわってみるときっと楽しめると思う。

参照:

登録日時: Jul 2009

モーニングページは、なんとか継続中

r0010587本ブログの方は更新がトビトビになってしまい、申し訳ない。仕事を終えて帰宅すると、すっかり疲れて眠くなってしまい、エントリを書く気力すら起きないという状態。これではダメなので、量は少なくても、毎日続けられるようにしたい。
一方、個人的なアイデア出し手段である「モーニングページ」はなんとか毎朝続けられている。このモーニングページとは、朝一番にアイデアでも何でも良いから思いついたコトを手書きで書いていくこと。下らない内容でも何でも構わないから、毎朝起床後すぐに3ページくらい欠かさず書き出していく。

これは元々書籍「リファクタリング・ウェットウェア」に掲載されていたコトで知ったテクニック[参照:リファクタリング・ウェットウェア – 脳を再設計する方法]。継続していくコトでひらめきを得る上で非常に効果的であり画期的なアイデアの芽が得られる可能性もあるという話。何故かと言えば…。

朝一番に書くため、自分で思っているほどには目覚めておらず、まだ無意識が優位な状態にあるわけです。心理的なガードが完全ではなく、現実の世界にあまり適応していません。

…という話。このコトを前回のファシリテーション協会 懇親会にいらっしゃった人材開発専門(某IT企業関係だそうだ)の方に話したところ、実際にこのモーニングページの手法は人材開発分野でもよく知られており、「アイデアを出すために良い習慣ですよ」と褒めていただいた。…ならば続けていかないといけないだろうなぁ。

正直、“画期的なアイデア”はまだまだ僕のモーニングページからは出てきていない。画面をクリアに見せるデザインのアイデアなどチョボチョボという感じではある。とは言え、魔法ではないのでひたすら続けてみるコトが肝心なので、是非続けてみようと思う。
それにしても本ブログはすっかり自分にプレッシャーをかけるコトが目的になってしまったなぁ…。

登録日時: Jun 2009

全脳思考 – 知識社会で物語のある企画を生み出すには?

全脳思考今回紹介するのは「全脳思考」という本について。帯のあおり文句は若干怪しげで“カリスマ経営コンサルタントの10年間を凝縮した、思考テクニックをついに公開!”とある。これを真に受けるかどうかはともかく、ポイント・ポイントではかなり示唆に富む内容で、想像以上に面白く読め、参考になる事も少なくなかった。
結論から先に言えば、消費動機が「自分らしさを追求する」にシフトしており、そのためには商品・サービスの背景に「物語」が必要になってくる。そしてその物語はどうやって作るのか?という手法・概論…といったところがこの本の私が感じたポイントと思う。

AIDMAからAISUS

従来から言われていたマーケティングのためのフレームワークAIDMA(もしくはAIDA)に変わって、ネット時代のAISAS…つまり広告などプロモーションで商品などを気になったら、ネットでいきなり検索し、購入後に感想をSNSなどで語り合う(そしてクチコミで評価が拡がる)というカタチに切り替わっている(AISASは電通が提唱)。

私はAISASに関しては「そんなモノかもね」とぐらいしか以前から思っていなかったが、同書ではこれからはそれが加速するのではないか?と実体験を踏まえて語る。つまり、消費動機が今までの機能重視(より豊かな生活をしたい)や自己顕示(自分をよく見せたい)から、本当の自分らしいもの、本当の自分を表現する手段に変わってきたこと。

物語が作り出す「自分らしさ」との共感

確かに、上記傾向は自分自身の消費行動を考えても合点がいく…私もイノベーションを感じさせる物語を持ったモノを周囲において自分自身をイノベティブにしていきたいという考えが、どこか自分の消費動機の根底にあり、このブログを見てもわかるようにそうした“自分らしい”モノ・コトに対する情報を共有しようとしている。そして、その“自分らしい”共感できる事は何か?と言えば、製品・サービスの背後にある「共感できる物語」。

物語は単なるマーケティング的に作られたものでは、顧客の心に響かない。ホンモノである必要がある。同書では例としてGoogleの「“最高”に甘んじない」姿勢、キッザニアの「子供たちが主役となる国」の物語、パタゴニアの環境保護意識の物語、iPhone(特に説明は要らないよね?)などを挙げ、そうした自分に合った深い物語と出会うことで、「自分らしさ」消費が行われ、それは他の人にも話したくなる…そしてそうした物語はより多くの人に触れられる機会が増加する…というポジティブ・スパイラルになる。

物語を生み出す「全脳思考」

では、どのようにして物語を作り出していくのか? そして人の印象に残り、かつ自分らしいと共感してもらえる物語は?という事で、同書では神話からハリウッド映画まで普遍的に展開される「人間が受け入れやすい物語」の構造を下記のように提示し、それをフレームワークにして作り出していく方法を提案している。

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上図のような物語の構造…これに対して、同書ではまず、[1]物語が終わって「顧客が120%ハッピーになった」エンディングをイメージし、[2]物語の一番最初の不満足な日常考える、それから[3]クライマックスを考え、それらを包括する物語を作り出していくのがよいと言っている。また人を惹き付ける物語は上図のように3つの盛り上がりがあって、最初の段階を「へぇ」(認識が変わる)、次を「ほぉ」(新しい変化への対応)、点と線が繋がるクライマックを「なるほど!」とくるようにすると良いという。

同書では、実際にその物語のフレームワークを埋めていく思考法としてU字理論、TEFCAS、CPSなどを紹介するほか、深層背景など様々な、時には怪しげな(?)考え方も提示する。また上記の物語が商品企画に限らず、スピーチやプレゼンテーション、さらには実際のプロジェクト業務の流れに至るまで利用可能という応用も含めて、実に450ページの厚手の内容となった。

最後に

私は筆者の若干オカルト的というかインナートリップ的というか、その方面の言及が苦手だったりするが、一方で上記の自分らしさ消費やそのキーになる物語については、かなり頷く点が多い。同書はすべての点で参考になるか?と言えば「?」をつけるかもしれないが、少なくとも本エントリで紹介したパートに関しては「共感」できた部分が強い。「自分らしさ」を求める消費動向→共感を得るための「物語」→物語を作り出す具体的方法…という内容について。何か企画を行う際に、とても良いヒントをもらったと感じる次第だ。

登録日時: May 2009

アイデアのヒント – ひょっとしてアイデアを切り口にした自己啓発本?

アイデアのヒントアイデアのヒント」は著者ジャック・フォスター氏が大学で広告の授業で教えていたアイデアとは何か、アイデアを生み出すにはどうすればいいかという内容を1冊の本にまとめられたものだ。もちろん基本的にはアイデアを出すためにはどういう考え方をすれば良い?といった事が書かれているが、読み進めていくうちに、1つの生き方…どうやってクリエイティブに生きるか?に関する一種の自己啓発本的な雰囲気も出てくる。

アイデアとは何か?という根本的な問いに対して、同書は本ブログでも以前に紹介した書籍「アイデアのつくり方」での説明を紹介している。アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないというもの。また、アイデアをどう生み出すか?についても同様に「アイデアのつくり方」であげられた“アイデアが作られる段階”が基本的な手法であると述べている(助走期間ブログ » アイデアのつくり方参照)。では、もっと具体的にどのような取り組みをすれば良いのだろうか?気になった箇所や内容を以下に挙げる。

  • 楽しんでやる – 一番重要な要素。
    つまるところ、「楽しんでやった人ほどよい成果をあげる」というのは、何に対しても通用する真理である。アイデアを手に入れることに関しても同じことだ。
  • 自分を信じる – アイデアは必ず見つかる。
    答えはたくさんあるとわかったとたんに、答えを見つけられることができた。
    自分はアイデアの源なんだというセルフイメージを持つ。
  • 心がゴールを見つめる – 潜在意識の活用
    あなたの心はそこへ到達する道を考え出してくれる
    すでにアイデアが手に入った状態をイメージする。
  • 「知りたがり」になる – 好奇心を旺盛にする
    型にはまった生活を止め、変化に富んだ広範囲にわたるデータベスを構築する。
    心がけにより、周囲のものを「見える」ようになり、「見た」ものを記憶できるようになる。
    (書籍「考具」でカラーバス効果と言われていた内容。参照:アイデアを作る“考具”:情報の咀嚼〜関連性の考え方
  • 笑われることを恐れない – 誰だって怖い
    拒絶されることへの恐怖が「アイデア工場」を操業停止に追い込んでいる
    1つのアイデアに人生を賭けない。アイデアをたくさん考えよう。
  • 考え方のヒント
    言葉ではなくて「画像」で考える。その問題は何に見えるだろう?何に似ているだろう?
    制約を作らない。問題解決をさまたげる傷害を作ったのはあなた自身だ。
    枠組みが大切な場面も。自分を制限するものと苦闘するところから創造という行為は生まれる
  • 組み合わせる – 組み合わせ方を知る
    ある分野を停滞させる一番手っ取り早い方法は、外の世界のアイデアをまったく取り入れないこと
    まったく知らなかった楽器を演奏してみよう。
  • 質問を考える – 問題を正しくとらえる
    問題を作ることはしばしば問題を解くことより大切である
    問題を言い換えてみるだけで正解への道が開け、さまざまな解決法が浮かび上がってくる
  • 情報を手に入れる – 可能な限り集める
    何か見過ごされている関連性や大切な情報があるはずだ。
    その問題に意識を集中すると結果として問題に関連する情報が向こうからやって来る
  • 数で勝負する
    とにかくアイデアをいっぱい出していく事が一番と言うこと。
    分析はあとでゆっくりしたらいい
  • 一旦全部忘れる
    一つの問題から離れるときは、ほかの問題に取りかかろう。
    壁にぶつかっている問題を無意識下で考える一方、意識の上では別の問題を考える。
  • ひらめいたら実践する
    「アイデアをもっているが、そのアイデアを使って何もしない」のと「まったくアイデアをもっていない」のは同じことである。
    何かをしよう。それも毎日だ
    失敗の際に使いそうな言い訳は「燃やして」しまおう
    たいていの場合、人は失敗しない。挑戦をあきらめてしまうだけだ。

アイデアに関してもテクニックは勿論あるのだろうが、アイデアを量産していくこと、そしてクリエイティブな人であるためには、当然どうやってクリエイティブに生きていくか?ということも考えなくてはいけない。上記ではポイントを拾っていったが、同書では具体的なアプローチが書かれている。例えば、あるライターは9年間毎日通勤に必ず違う道を使うことで普通の人の一生分より多くのロスアンゼルスを見たという。このように「やろう」と思い立ち、実行に移すことで、上記の様々なポイントをクリアできる。毎日クリエイティブな姿勢で生きる、蓄積を行う…それが長期的に大きなリターンになるという事だ。(こうした姿勢はアイデアやクリエイティビティに限ったことでは無いだろう)

上記に限らず、同書に書かれる様々な事例が、単に学問としてアイデアを考えるのではなく、実際に広告マンとして常にクリエイティブである必要に迫られる、著者の肉声であり、クリエイターとしての姿勢を見せつけられる。アイデア関連の他書に比べても非常に参考になる点が多い書籍と感じる。

登録日時: May 2009

アイデアのちから – どうやって人の記憶・印象に残るカタチをつくるのか?

アイデアのちから書籍「アイデアのちから」を読み終えた。原題は「Made to Stick」––– いってみれば人の心にひっつくにはどうすれば良いのか?という事。人の記憶・印象に残り広まりやすくできるためにはある一定の法則があり、それをフレームワークとして活用していくことで、広告・マーケティング等の天才でなくても心に“ひっつかせられる”優秀なアイデア・企画を作ることが出来るという内容。

具体的には以下のSUCCESsという6つのチェック項目に当てはまるかどうか?が、成功するポイントだという。

  1. Simple – 単純明快である
  2. Unexpected – 意外性がある
  3. Concrete – 具体的である
  4. Credentialed – 信頼性がある
  5. Emotional – 感情に訴える
  6. Story – 物語性がある

内容が正しい事・革新的な事を述べても、言い方・表現の仕方で、人々に覚えてもらえるかもしれないし、忘れられるかもしれない。ならば、デザインなどのアイデアや企画を提示する側の自分がこうしたフレームワークを知っておいて、全く損はない。各項目をどのようにして満足させるか?に関しても書籍内で具体的なサンプルも掲載されているほか、巻末にはチェックリストも用意されている。こういう広めかたをしたい…という場合、あらかじめ確認したいものだ。

尚、同書は口を酸っぱくして「知の呪縛」に捕らわれないように!と言っている。発信する側は、それに関連した様々な情報・知識を持っているため、どうしても受け取る側がわかるだろう・専門情報に関心を持ってくれるだろうという錯覚に陥りやすいという。しかし実際の受け手は関連情報を持っていない、もしくは関心が持てないため、呪縛に陥ったまま発信した内容はスルーされてしまうという事だ。
情報を発信する際には受け手の気持ちにどれだけひっかかることが出来るのか?というポイントをまず第一に考えていかないといけない。

自分のアイデアの世の中に広くアピールすること、ひいては広告キャンペーンを成功させること、もしくは社内に経営理念を確実に浸透させること、コンペで他者より印象深いプレゼンをすること…等々、立場に違いはあっても様々な人が応用をいくらでも考えつくことが出来る。様々な立場の方にお勧めしたい本…正直言えば秘密にしておきたいような、素敵な虎の巻だと思う。

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