文字サイズ:

助走期間ブログ

現在“助走期間”なフジキの日々を報告いたします。

タグ記事一覧

“Personal Branding”タグをつけられた記事一覧です。

登録日時: Aug 2009

ちょっと変わった腕時計NOOKA ZOTを手に入れた

img_5495

NOOKA ZOTというデジタル・ウォッチを手に入れてきた。通常の数字で表現するデジタルとも、アナログとも違う、別の時間の表現方法を取り入れているモノ。ちなみにこの類にはエスカレートして、「どこをどう見れば時間がわかるんだ?」と言いたくなるほど判読困難なよくわからない時計もある[参照:Tokyoflash Japan : Watches]。そうした時計もそれはそれでユーモアやファッションとして楽しいのかもしれない。
話をNOOKAに戻すと、これがちょっと慣れると思ったより時間が見やすい。判読性と新しい時間の表現というイノベーションにチャレンジしているところが面白い。いずれにしてもガワのデザインを考えるにとどまらず時間の表現をどうするか?…という日常的なとてもベーシックなところにも変化を求めるのは楽しいことだと思う。[NOOKAの時間の読み方など詳しいことはAssistOnのページを参照]

自分の年齢などを考えればもう少し落ち着いたモノ、クラシカルなデザインの時計などを手に入れるようにした方が見た目的には良いのかもしれない。正直、僕自身のテイストよりは若干若めかなとも思う。一方で、前に「ウチの強力目覚ましNanda Clocky」の時にも書いたように世の中にはこんな飛躍した考えをしている人が大勢いるんだから、自分ももっと考えなくてはいけない…というプレッシャーを常に感じなくてはいけない…と思っている。そんなことから、こうしたモノでまだまだ自分にプレッシャーを与えなくてはいけない。

さらにちょっと浅ましい側面として、幾つになっても自分は面白いモノをいつも探しているんだよ、頭は柔軟なんだよ、という姿勢をアピールしたい気持ちが無いわけではない。段々私も白髪頭になってきた。バリっとしたスーツを着込むと外見だけの判断では、まるでオジサンなビジネスマンに見られることも少なくない。失礼に当たらない程度で身の回りのモノなどでそれなりに主張していかないといけない…とも思っている。
実はPOKENを仕事用の鞄に目立つ位置につけて持ち歩くことで、客先での話題の1つ、先方への自分のアピール方法の1つとして重宝しており、そんなところで、ちょっと味をしめていたりもする…もちろんいまだに相手もPOKENをもっていたというシチュエーションには遭遇していないが[参照:デジタル名刺ガジェットPokenを手に入れてきた]。

まぁ、そんなこんなでちょっと思惑はあるものの、単純に新しいモノを手に入れるのは嬉しい。「週明けにはコレをつけていこう♪」という感じで、常に楽しいことを考えて仕事に行くのは良いことだと思っている。まぁ若いスタッフには蘊蓄をたれて失笑を買わないよう、自重しなくてはいけないな…とは思ってもいるのだが。

登録日時: Jun 2009

ブランド人になれ – フリーエージェントな世の中でサバイバル

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))パーソナルブランディングという事を本ブログでも何度か書いている。
今回は「エクセレント・カンパニー」という本で一躍有名になったトム・ピータースが書いた「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! 」という本について書いてみる。一般的にパーソナルブランディングというと、経営者・起業家もしくはフリーランスなどを対象にするが、こちらはホワイトカラーが対象読者。

「ブランド人になれ!」では、ホワイトカラーの立場においても、同じ会社に勤め続けるスタイルは崩壊し、会社に依存する生き方は無効になった。ある意味これからは普通の会社員・ビジネスマンと言えどもフリーランス、フリーエージェント的に動く必要がある…そしてそのためには自分を確固たるブランドに仕立て上げなければサバイバルできないと説く。
これまでは無名ですごせたが、これからはそうはいかないという事だ。会社勤めをしているとしても、例えば自分は株式会社フジキであり、そのCEO フジキである…という意識を持ち、自分をどう付加価値の高い商品にできるか?そして名前をブランド化できるか?という事に力を注ぐ時代だという。

自分のブランドを作り出す具体的な方法として、人のネットワーク形成、ネットなどによるアピールから、少し前に本ブログでも取り上げたような「変わった肩書」、などの方法はもとより、一番大切な自分の強み、競争力、差別化ポイントといったものをきちんと明確化し、それを積極的にアピールするという事をしていかなくてはいけない。

このようにプロ/フリーエージェント化したホワイトカラー達の働き方は、相当にプロジェクト指向を強め、まるでGoogleでの各プロジェクト運営のような、もしくはハリウッドの映画制作のように各プロフェッショナルがプロジェクト毎に離合集散を繰り返すというイメージだろうか。
そしてそうした環境で仕事を得て、また活躍するためには、より自分を売り込むための能力が重要視されることになる。そのためには、既に広く認知されている状態にならないと、つまり“その他大勢”ではなく、その筋(どんな小さな市場でも)では有名…つまりブランド人であるという立場にならないと生き残れないという事だ。

同書筆者はアメリカ人で、米国の状況がベースにあるため、「日本ではそこまでは…」という部分も少なからずあるし、ホワイトカラーのフリーエージェント化も日本ではそこまで進んではいない(外資は除く)。とは言え、終身雇用など今までの雇用慣行が日本でも崩壊しており、今後は周回遅れ的に米国式の弱肉強食…というか日本の社会も適者生存な環境になっていくのは容易に想像できるのではないか?
実際に国内のビジネス本セールスなどでも、ここ数年はより個人スキルを上げ、よりプロとして仕事をする勉強本のニーズが高まっているという話を聞く。

さて、その際に不味いカタチでビジネスマン達がフリーエージェント化を指向すると、前回紹介した「不機嫌な職場」的な個々人がバラバラになり、組織としてのコラボレーションが機能不全になるという事に陥りかねない。
一方で、映画、プロスポーツなどを考えれば、強烈なプロ意識・フリーエージェント意識とチームでの共同作業は両立可能だろう。ただし、今までとは違ったカタチでのチームによる仕事を考えて行かなくてはいけない…モチベーションも意識もいままでとは違う。そういう意味でGoogleは素晴らしい成功例だろうが、すべての人たちがGoogle社員のような天才達ではない。
ブランド人になる人たち、なれない(ならない)人たち、それをどうまとめて1つのチームとして機能させるか? これからのチーム作り仕事はいままでとは違ったレファレンスが必要になってくるのかもしれない。

登録日時: Jun 2009

変な肩書きは人を変える?

id普通、どんな肩書きをもらうだろう?営業担当、エンジニア、デザイナー、それとも常務執行役員? 一方で、変な肩書きを自分で勝手に言い出しているヒト、もしくは会社から変な肩書きを授かっているという場合がある。
立場・役職が人を育てるという言い方がある。自分に対して、もしくはスタッフに対してユニークな、だが的を得た肩書きを与えることで、新しい視野が開ける・新しい仕事の仕方になる…という話はよく聞く。一種の自己暗示なのかもしれないが、使って悪くないモノなら活用してみたいと思う。
以下にいくつかの例を挙げてみる。

  • 川崎和夫←ドリームデザイナー
  • ディズニーランド・スタッフ←キャスト
  • ヨリタ歯科 受付担当←スマイル・クリエイター

デザイナーの川崎和夫さんは、自身をドリームデザイナーと名乗る[参考:川崎和男 ドリームデザイナー]。工業デザイナーではなく。勝手な想像だが、“ドリームデザイナー”と名乗ることで、単にグッド・デザインな工業製品を作る…ということではなく、理想的な夢のようなモノ造りをする人、いままで無理(夢)だと思われていたモノをカタチにする人という、すごく守備範囲の広い、そして理想・遙かな夢を追求するデザイナー像が浮かび上がる。

ディズニーランドのスタッフをすべて“キャスト”と呼ぶのは一番有名な例だと思う。ディズニーランド自体が舞台、そしてそこで働く人たちはすべてエンターテインメントを提供する役者…だからキャスト。掃除をする人は掃除担当ではなく、掃除する役を演じているエンターテイナー。優先順位はお客さんを楽しませること・快適な時間を過ごしてもらうことだっていうコトがハッキリ認識できる。
*蛇足だが、お客さんと接する機会の多い掃除担当キャストは優秀な人が選ばれるという話を聞いたことがある。

不機嫌な職場」のケーススタディに紹介されていたヨリタ歯科クリニックでは受付担当者の肩書きは“スマイル・クリエーター”だそうだ。これも、受付の仕事をテキパキするのが本業ではなく、お客さんに笑顔を提供する、そしてお客さんにも笑顔になってもらうことが受付に座る人の仕事というコトを明確に示しているというコト。

不機嫌な職場 – 協調できる組織をつくるには?で紹介したフレームワークで言えば、一般的な“役割構造の定義”を変えてしまうコトで、各人が専門性のタコツボに入るコトを防止し、もっと全体を見ることが出来るようにできる。
もし専門性にハマってしまうと、仮にディズニーランドがキャストではなく清掃スタッフは清掃スタッフ…とするなら、彼ら・彼女らは施設内の掃除のプロという自己認識を持ち、もしかするよりお客さんありきではなく、効率的に清掃するコトが第一…という主客転倒に陥ってしまうかもしれない。

“キャスト”であるという肩書き、だからあなたはエンターテインメントがメインなの…と示すことで、もっと大きなビジョンに自然に気づいてもらえるようになる。[参照:助走期間ブログ » アイデアのちから – どうやって人の記憶・印象に残るカタチをつくるのか?

もちろん、こうしたやり方は「自社のビジョン」が明確でないと効果は発揮しないかもしれない。仮に普通のビルメンテナンス会社が、清掃スタッフに「あなたたちは、今日から単なる清掃スタッフではありません。キャストです。」と通達を出したら、何か悪いモノでも食べたのか?と怪訝な表情をされるのがオチだろう。
会社・組織が「ウチの会社こういうカタチのこういう考えです」というビジョン/背景を示し、「だからあなたの役割はキャストです」というように、各人の腹にちゃんと落ちる、キチンと納得してもらえる環境を作ることが重要になる。

一方、川崎和夫さんではないが自分を定義する場合なら、そうした背景はいらない。最初から納得できるのだから。仮に自分はドリームデザイナーです…と明日から名乗れば、何か行動する際に、やはりどこか心の奥で「ドリームデザイナーなら、この場合はこうする」という別の見方が拡がるのではないだろうか。 

もちろん会社勤めなら勝手に無茶な肩書きを名乗るのは許されないかもしれない。それでも、自分で勝手に自分の肩書きを例えば「スーパー・マルチ・デザイナーだ」と心の中で規定するのは自由なハズ。そうして脳内肩書きがあると、それになろうと、意識も向くし、無意識で考え方も変わるのだろう。 パーソナルブランディング、もしくはある意味「なりたい自分になるという、自己暗示」かもしれない。[参照:小さな会社のブランド戦略

英語の諺に「Fake it till you make it.(なりたい自分の姿があるなら、すでになったつもりで行動しなさい)」というのがあるそうだ。まず自分がなりたいと思える姿、なろうとするポジションを本当に示す肩書きを、勝手に決めてしまうのはよいアイデアだと思っている。

私の自分で勝手に決めた変な肩書きは「愛を伝えるデザイナー」だ。
若干クサいので呆れたかもしれないが、その理由については次回のポストで詳しく書いてみたい。

登録日時: May 2009

身の回り“緑化”計画、進行中

3509499804_39bc2b0a08

自分で勝手に、自分のテーマカラーをグリーンと決定したこともあり、身の回りに次第に緑色のモノが増えている。もちろん高価なものは手が出ないが、上の写真のように、時計用ベルトやiPod Classicのケースなど、少しずつ“緑化”が進行中だ。

いわゆるパーソナルブランディング…とまで言うと言い過ぎかもしれないが、外見や持ち物についても何かしら印象に少しでも残ることをするのは悪い考えではないだろう。今後フリーランスで生きていくとするなら、もちろん様々な場面での自己主張は必要なのかもしれないし、仮にどこかの会社に潜り込むという選択肢を取る場合でも、そろそろ様々な意味でいろいろな方の「印象に残る」ための事を考えても良いかもしれないと思っている。

もちろん、たかだか持ち物に「テーマカラー」の緑のモノを多く持っているくらいで、周囲の注目が集まる事などはありえない。ただ、例えばプレゼンの後の時などに“あの人ちょっと良いアイデア持っていたっけ…名前忘れたけど、なんか持ち物が緑ばっかりの人…”という感じで、少しずつ他の人の記憶に残るようなフックを持っていることは悪い事ではないかも…と感じる。

最初は「姑息かな?」とも思ったが、よく考えればデザインの仕事をしていく上で“人の記憶にフックする”工夫というのは業務上で必要不可欠なファクター。それなら、対クライアントだけでなく、少しずつ自分の事について「記憶に引っかかる工夫」を試してみるのは悪い事ではないだろうと考え直した。もちろん、単に緑のモノばかり揃える…というだけでは人の印象に残るには弱いのはわかった上で、他の面でもイロイロと工夫を重ねてみることも必要かなと考えている。そんな事をやりながら、実際に仕事で他の人、会社のアピールをお手伝いする際にちょっとでも、自分で工夫を普段からしていた…という経験が応用できれば成功なのだけれど。

登録日時: May 2009

パーソナルブランディング – その他大勢から浮上するには?

パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す以前に助走期間ブログ » レバレッジ・マネジメント – ブランドを作り出すには?というエントリで、書籍「レバレッジ・マネジメント」での内容…比較的小さな会社でこそブランディングを行う事が勧められている話を書いた。今回はより小さな企業(個人事務所的)やフリーランス、起業家を対象にして書かれた「パーソナルブランディング」という本を読んだので、同書についてのメモを今回は書いてみる。

  1. 埋もれないように具体的な差別化をする
  2. 自身の人間としてのキャラクターを前面に出す
  3. パーソナルブランディングの具体的手法

1. 埋もれないように具体的な仕事内容の差別化をする

同書は突き詰めて書いてしまえば、“どのようにして他者と差別化するか?”という方法。そしてその方法として、市場を細分化して自分が極めて優位になれる領域を作り出してしまうこと、そして個人を前面に押し出すこと人の繋がり・キャラクターによるお客様との密接な繋がりを作っていくという事と言えるだろう。そのようにして、その他大勢に埋もれる状態から、真っ先に思い出してもらえる存在、お客様にファン/応援団になってもらえるようにするカタチを作っていくという事が“パーソナルブランディング”という事になる。

同書ではまず自分のポジションや属性を明確化していくことが第一と言っている。例えば、単なる「広告・パッケージデザイナー」ではなく、革新的な販促方法を求める広告エージェンシーに向けて商品パッケージやロゴを専門にデザインしているデザイナーだったり、単なる「公認会計士」ではなく、中堅企業を大手企業へと発展させるための財務的な解決方法に関するブレーン – これらのように位置づけることで対象となる顧客や自分のマーケット、そして何が得意か?といった差別化ポイントがクリアになる。

2. 自身の人間としてのキャラクターを前面に出す

人はよくわからない企業より人に親しみを感じ、また覚えるのも早い。従って自分の個人的なキャラクターを前面に出していく事が、お客様にファンになってもらうための近道となる。単純に仕事内容での業務に留まらず、パーソナリティーを前面に出していく事がブランディングで重要なポイントだという。

具体的に、無味乾燥ではなく、自分の好きなこと、ライフスタイル、場合によっては家族などプライベートな部分の情報も提供する。例えば、野球が好きで草野球チームのメンバーである、生粋の地元出身であるといった事など。
またオフィス内装や服装、持ち物などに関しても統一して自分の好み、キャラクターを出していく。自分自身が自分のビジネスの看板になる事で、より親しみを持ってもらえ、認知されやすくなる。

3. パーソナルブランディングの具体的手法

「パーソナルブランディング」では、上記の内容が明確になったら、次に具体的な手法で上記の表現したい内容をアピールしていく手法について説明している。以下のようなものがあるが、特に不思議になるような変化球的アプローチは無い。

  • パーソナルパンフレット
  • パーソナルロゴ
  • パーソナルWebサイト
  • パーソナルポストカード
  • PR・広報
  • ネットワーキング(人脈)

あっけないほど手法としては普通。ポイントは、品質の高いデザインを行うこと、そして何よりも自分の差別化ポイントやキャラクターを的確に伝わる表現しているか?という事になる。また、当然ながらデザインなどの表現自身が、通り一遍ではない個人を識別しやすいものになっている事が重要だという。

助走期間ブログ » レバレッジ・マネジメント – ブランドを作り出すには?で紹介した会社のブランディングでは、経営者自身が会社の看板になる事が一つの大きなポイントだと挙げられていた。小企業やフリーランスでも同様に自分が自分のビジネスの看板になるというのがポイント。

この本の対象は起業家、フリーランス、店舗経営といった人たちを主な想定読者にしているので、会社勤めの人には若干ピンと来ない部分があるだろう(ビジネスマン向けとしては「ブランド人になれ!」がよく勧められている)。また翻訳本なので、具体的な手法など日本の実情とは違うのではないか?と思わせる部分も少なくない。それでも基本的な他者との差別化、自分のマーケットの明確化、そしてそこに自分のキャラクターを強く出していくという面で非常に参考になる。私自身がどのようにアピールをしていくのか?そして他の方のパーソナルブランディングをどうお手伝いできるのか?など、勉強になる部分は多くある本であった。

次のページ »